安宅 和人氏が登壇 「第3回 地域通貨サミット」9月6日(水)開催決定!

2023/08/23  株式会社 カヤック 

Corporate

2023.08.23

安宅 和人氏が登壇 「第3回 地域通貨サミット」9月6日(水)開催決定!

Corporate

2021年より様々なゲストの方をお迎えして開催している地域通貨サミット。今年も9月6日(水)に開催が決定しました!

イベントお申込はこちらから

第3回 地域通貨サミットお申込

レポートはこちらから

2021年 地域通貨サミットレポート

2022年 地域通貨サミットレポート

「地域通貨サミット」とは

なぜ、ここ数年さまざまな自治体で地域通貨が導入されているのでしょうか。

経済合理性だけでなく、ウェルビーイングや多様性といった価値観を大切にする時代に移りつつある昨今。
デジタルの力で自然や文化・歴史などの地域の個性をのばし、人と人のつながりを生み出す「地域通貨」への期待が高まっています。
だれもが心豊かに、そして持続可能な暮らしを実現するために、どのような施策が必要なのでしょうか。
「シン・ニホン」の著者であり、「風の谷構想」の提唱者でもある慶應大学・Zホールディングス株式会社の安宅和人氏を基調講演に迎え、テクノロジーを活用した地域の未来について考えると共に、各地の事例や地域通貨の可能性について学ぶ3時間。

開催概要

日時: 2023年9月6日(水)
形式: オンライン(Zoomウェビナー)
参加費:無料

対象

・自治体職員
・地域団体・NPO職員
・その他、地域通貨や地方創生に関心のある方

プログラム(予定)

13:15-13:30 オープニング

13:30-14:30 第1部 基調講演「風の谷に見るテクノロジーを活用したコミュニティのあり方」

安宅 和人氏
慶應義塾大学 環境情報学部教授
Zホールディングス株式会社 シニアストラテジスト

マッキンゼーにて11年間、幅広い商品・事業開発、ブランド再生に携わった後、 2008年からヤフー、2012年より10年間CSOを務め、2022年よりZホールディングス シニアストラテジスト。2016年より慶應義塾SFCで教え、2018年秋より現職。総合科学技術イノベーション会議(CSTI)専門委員、教育未来創造会議 委員、新AI戦略検討会議委員ほか公職多数。データサイエンティスト協会理事・スキル定義委員長。一般社団法人 残すに値する未来 代表。イェール大学脳神経科学PhD。著書に『イシューからはじめよ』(英治出版)、『シン・ニホン』(NewsPicks)ほか

14:40-15:10 第2部 対談 「ウェルビーイングを実現する地域通貨をデザインする」

保井 俊之氏
広島県公立大学法人 叡啓大学 ソーシャルシステムデザイン学部 学部長・教授
2021年に開学した22世紀型大学・叡啓大学の唯一の学部の初代学部長・教授。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授を兼務。1985年東大卒、財務省・金融庁等の主要ポストを経て、官民ファンドREVIC常務取締役、国際金融機関IDBの日本ほか5か国代表理事等を歴任。国際基督教大学より博士号(学術)。米PMI・PMP、地域活性学会理事兼学会誌編集委員長、PMIJ理事、ウェルビーイング学会監事、日本創造学会評議員。専門は社会システムデザイン、社会イノベーション、金融・通貨、ウェルビーイング。

高尾 真紀子氏
法政大学大学院政策創造研究科 教授
東京大学文学部社会心理学科卒業。長銀総合研究所、価値総合研究所にて産業調査、経済調査、コンサルティングに従事し、流通産業、消費・マーケティング、ヘルスケア産業、地域政策等を担当。早稲田大学公共経営研究科(専門職修士課程)修了。現在、法政大学政策創造研究科地域ウェルビーイング・プログラムを担当。研究テーマは、地域政策と幸福度、シニアの幸福度研究、介護(認知症)政策研究。

15:15-16:15 第3部 パネルディスカッション「地域通貨を活用した公共サービスの未来」

古宇田 大揮氏
木更津市 経済部 産業振興課 主任主事
千葉県木更津市出身。2010年木更津市入庁。市民部保険年金課、企画部企画課、教育部学校再編課、教育部学校教育課、総務部災害復興支援課を経て2021年から経済部産業振興課へ配属。現在は、君津信用組合、木更津商工会議所と連携のもと、官民連携・地域一体となって、電子地域通貨「アクアコイン」の普及を推進し、地域経済とコミュニティの活性化をめざしています。

※他調整中

柳澤 大輔
面白法人カヤック 代表取締役CEO
1998年、面白法人カヤック設立。鎌倉に本社を置き、ゲームアプリや広告制作などのコンテンツを数多く発信。SDGsの自分ごと化や関係人口創出に貢献するコミュニティ通貨サービス「まちのコイン」は全国24地域で導入(2023年8月時点)。さまざまなWeb広告賞で審査員をつとめる他、サイコロを振って給与を決める「サイコロ給」など、会社という形の新しい可能性に挑戦中。著書に「鎌倉資本主義」(プレジデント社)、「リビング・シフト 面白法人カヤックが考える未来」(KADOKAWA)、「面白法人カヤック社長日記 2015年-2020年愛蔵版」ほか。金沢大学 非常勤講師、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特別招聘教授、淑徳大学 地域創生学部 客員教授。「デジタル田園都市国家構想実現会議」構成員。

16:15-16:30 クロージング

16:30-17:00 おまけミニトーク 「地域通貨の成功秘訣〜八尾と相模原の実践事例〜」

面白法人カヤックのコミュニティ通貨サービス「まちのコイン」事業責任者が語る地域通貨の成功秘訣とは…。「まちのコイン」導入で地域活性につながった大阪府八尾市と神奈川県相模原市の実践例を通して、地域通貨の活用方法と起きる変化についてご紹介します。

(プログラムは予告なく変更する場合がございます)

お申込方法

以下サイトよりお申込ください。
https://peatix.com/event/3672502/view

なぜいま地域通貨なのか

これまで何度かのブームを迎えた地域通貨。その多くは、域内での消費増加を狙いとした地域振興券、あるいは地域住民の相互扶助を目的としたお手伝いポイントのような位置付けでした。しかしインターネットやスマホの進化によって、新たな局面を迎えています。その背景には、東京を中心とする一極集中から地域の多様性への変化、ウェルビーイングやGDW(Gross Domestic Well-being:国内総充実、物質的な豊かさを測る指標であるGDPに対して、実感できる豊かさを測定する指標)の追求、そして行き過ぎた資本主義への見直しがあります。

法定通貨は、労働をはじめとするさまざまな価値を数値化してきました。しかし現在、シェアリングエコノミーにおける信用スコアなど、法定通貨だけでは測定できない価値の流通量が増加しています。またコロナ禍の影響によって脱東京一極集中が進む中、地域を中心に、複数の緩やかな経済圏が生まれ、経済合理性だけではない多元的な価値観を形成しています。

人のつながり。感謝や尊重。循環する価値。自分の暮らす地域のサステイナビリティに直結する経済活動。情報技術の革新によって、そうした多元的な価値観の可視化が可能になり、自治体DX戦略を実現する重要な要素として、地域通貨の実装を進める地域が増えています。

「まちのコイン」とは

「まちのコイン」は使えば使うほど、人と人が仲良くなるコミュニティ通貨(電子地域通貨)サービスです。 本通貨を活用することで、 地域内外の人のつながりをつくり、 良好な地域コミュニティ形成が期待できます。「まちのコイン」は、2019年9月に神奈川県「SDGsつながりポイント事業」で採択されて以来、福岡県八女市などこれまでに全国25の地域で活用されています(終了地域を含む)。
鎌倉に本社を置く当社は、地域固有の魅力を資本と捉えた「鎌倉資本主義」という考えを発信しています。「まちのコイン」は、「地域社会資本」である地域のコミュニティとの繋がりを促進する、仲間づくりのためのコミュニティ通貨です。人と人が繋がることで、その地域をもっと好きになり、地域の社会課題の解決や地域経済の活性に貢献することを目指します。
https://coin.machino.co/

関連業界