立会外取引等に係るTrayport社のシステム利用サービス提供開始について

2023/11/20  株式会社 日本取引所グループ 

2023/11/20 TOCOM 立会外取引等に係るTrayport社のシステム利用サービス提供開始について ツイート

株式会社東京商品取引所(以下「TOCOM」)の電力先物・LNG先物において、欧州で幅広いエネルギー商品のOTC取引プラットフォームを運営するTrayport Ltd.(以下「Trayport社」)のシステムが、立会外取引等を取引する際に参照する指定システムとして利用可能となりましたことをお知らせいたします。

これにより、Trayport社の提供するJ-Energy Windowで、TOCOMが上場する電力先物やLNG先物の立会外取引等の相手方を検索できます。取引所システムで提供していないスパークスプレッドや年度物等の組合せ取引での検索も可能です。また、J-Energy WindowはTOCOM立会外取引実施細則第10条等に基づき、画面上で異なる受託取引参加者間の情報を共有します。

J-Energy Window利用にあたっては、TOCOMが契約した受託取引参加者からIDを取得する必要があります。J-Energy Windowを利用し相手方が見つかった場合は、立会外取引等として取引参加者がTOCOMに申出を行い、取引が成立します。
J-Energy Windowの活用により、ニーズに合った形態での取引をより簡易に呼びかけることが可能となり、立会外取引等の利便性向上が見込まれます。

Trayport社のシステムを利用した立会外取引等

Trayport社 概要

?Trayport社は1992年に英国で設立されたシステム会社です。同社の提供するシステムプラットフォームは特に欧州において大手エネルギー会社に多く採用されています。
?エネルギー市場に特化したシステムのため、取引所市場をベースにしたスプレッドや季節物の取引など、エネルギー取引で利用される各種取引形態に沿ったカスタマイズが容易に実現できます。
?閲覧のみのIDであれば、アプリケーションのダウンロードも不要です。各種モバイル端末から利用できます。

画面イメージ

ご利用にあたっての留意事項

?J-Energy Windowは立会外取引等の成立支援を目的としたものであり、売買の勧誘や指標となる価格の配信を目的としたものではありません。
?J-Energy Windowは取引所と契約した受託取引参加者により運営されているものであり、運用時間や手法の詳細は、各受託取引参加者の判断に委ねられます。

利用取引参加者

ご利用にあたっては、各受託取引参加者にお問い合わせください。

?岡地株式会社
?日産証券株式会社。
?豊トラスティ株式会社
?フィリップ証券株式会社

お問合せ

株式会社東京商品取引所 総合業務室 市場企画担当
電話:03-3666-1361(代表)
E-mail:tocom_mp2@jpx.co.jp


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