2024 年度入社式 社長挨拶(要旨)について

2024/04/01  山陽特殊製鋼 株式会社 

2024 年 4 月 1 日

山陽特殊製鋼株式会社

2024 年度入社式 社長挨拶(要旨)について

山陽特殊製鋼株式会社(社長 宮本 勝弘、本社 兵庫県姫路市)は、本日、本社講堂にて 2024 年度 入社式を挙行いたしました。入社式における社長挨拶の内容(要旨)は以下のとおりです。

ご安全に!

山陽特殊製鋼へのご入社、おめでとうございます。私たちが生み出す商品は、自動車をはじめ、建設機械、産業機械、ロボット、風力発電装置などの幅広い分野で使われ、世界でも最高品質と評価を受けています。当社グループは、昨年に創業 90 周年を迎えましたが、グローバル事業強化により、ここ数年で売り上げ規模は倍増、従業員数も約 6,300 人と急増し、外国籍の従業員が 7 割を占める会社となりました。加えて、姫路の本社工場でも大規模な生産ライン更新を実施し、お客様のニーズに効率よく応えられる特殊鋼ミルに進化しています。

足元では、鉄スクラップをはじめとする原材料や電力・燃料価格が高位で推移し、諸資材や物流費、人件費等の高騰など物価上昇の影響を大きく受けている状況のなか、適正なマージン確保に向けた販売価格改善や生産量に見合う操業コスト最適化等の対策に全社一丸となって取り組んでいるところです。

なお、足元の急激な物価上昇に対しては、当社で働く皆さんが様々な課題を一丸となって乗り切る活力にしたいとの想いを込めて、2024 年度から9%の賃金引き上げを実施しました。 このような当社で、皆さんがこれから活躍するために、私から3つのことをお伝えします。

ひとつめは、「挑戦」です。
カーボンニュートラルやDXなど、社会や産業の変化はますます加速し、今後も次々と新しい課題が出てきます。これらをクリアしていくためには「果敢にチャレンジし続けること」が重要で、特にフレッシュで柔軟な思考を持つ皆さんの力が必要です。これから仕事を進めていくなかで、様々な困難にぶつかることもありますが、チャレンジしているうちは失敗でありません。これからの 100 周年、さらにその先まで当社グループが発展し続けるために、困難な課題にこそ、ひるむことなく果敢に取り組んでください。

次に、「技能伝承」についてです。
当社の強みは現場力である技能の積み上げに他なりません。その強みに誇りを持ってさらに発展させることが、当社の根幹を支えることになります。そのための技能伝承は将来にわたって会社が存続するための前提条件であります。製造現場における技能の積み上げの大切さを理解し、当社の事業活動をフレッシュな皆さんがさらに盛り上げていってください。

最後に、社会人で一番大事なのは「心身の健康」を維持することです。

3食バランスの良い食事をとり、働くことと息抜きの「公私の切替え」にをするよう気を付けてください。また、自分なりの運動習慣を見つけて続けてください。皆さんが心身ともに良いコンディションをキープして会社生活を送り、「高信頼性鋼の山陽」を支える頼もしいメンバーとして育っていかれることを期待しています。

今日から社会人生活が始まる皆さんは、あらゆる可能性に満ちています。

若い力をのびのびと発揮して、充実した日々を過ごされる事を心から祈念し、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。

山陽特殊製鋼株式会社
代表取締役社長 宮本 勝弘

【お問い合わせ先 : 山陽特殊製鋼株式会社 総務部広報グループ (TEL 079 - 235 ? 6002)】

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