最先端の生成AI「GPT-4 Turbo with Vision」「Claude3」の導入について

2024/05/10  株式会社 大和証券グループ本社 


2024 年 5 月 10 日
各 位
会 社 名 株式会社大和証券グループ本社
代 表 者 名 代表執行役社長 荻野 明彦
(コード番号 8601 東証プライム・名証プレミア)

最先端の生成 AI「GPT-4 Turbo with Vision」
「Claude3」の導入について


株式会社大和証券グループ本社(以下、当社)では、子会社である大和証券株式会社やグループ各社が利用する、社内向けの生成 AI 対話環境に、画像入力に対応した最先端の生成 AI モデル「GPT-4 Turbo with Vision」と「Claude3」を導入しました。

当社では、2023 年 4 月に、「Azure OpenAI Service」を利用した、情報が外部に漏れないセキュアなChatGPT 対話環境を導入しました。これまで、プログラミング補助、翻訳、議事録作成、情報収集、文案作成、アイデア出し等に広く利用されています。

この ChatGPT 対話環境において、米国時間 5 月 1 日に Azure OpenAI Service にてリリースされた最新モデル「GPT-4 Turbo with Vision」を導入しました。これにより、上記のあらゆる利用ケースで精度向上が期待できるとともに、画像の活用や、図表を含む PDF ファイルの活用等、業務適用範囲の拡大が可能となりました。

また、将来を見据え、お客さまとの接点での活用における最適な選択肢を追求するため、最先端の生成 AI モデル「Claude3」についても、アマゾン ウェブ サービスの生成 AI アプリケーション構築を支援するフルマネージド型サービス「Amazon Bedrock」を利用した、情報が外部に漏れないセキュアな対話環境を社内向けに導入いたしました。

Claude3 は、より大規模なデータを入力可能であるうえ、長文の読解能力、日本語の流暢さといった分野において優れていると見込んでおり、そのためお客さま接点での活用において、有望な選択肢になると考えています。

これまで、生成 AI のスピーディーな社内導入により、生産性向上を図るとともに知見を蓄積してきました。この知見に基づき、現在、生成 AI をお客さまとの接点において直接活用し、サービス向上に資するための検討を進めています。本年 4 月に当社の子会社である Fintertech 株式会社において提供開始した、AI オペレーターによるお問い合わせサービスは、その先行的な取り組みの一つです。今回のGPT-4 Turbo with Vision、Claude3 の導入についても、お客さまとの接点での活用を見据えた、最適な選択肢の追求における一歩と位置付けています。

大和証券グループは、「金融・資本市場のパイオニア」として、今後も新技術への果敢な挑戦を続け、革新的なソリューションを提供することで、社会に新たな価値を創造してまいります。

以上

※Azure は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です
※記載されている会社名および製品名は各社の商標または登録商標です

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