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米国ロサンゼルス港で世界初の水素燃料電池駆動ラバータイヤ式門型クレーンの商業運転を開始

2024/05/16  株式会社 三井E&S 

2024年05月16日

米国ロサンゼルス港で世界初の水素燃料電池駆動ラバータイヤ式門型クレーンの商業運転を開始

株式会社三井E&S(本社:東京都中央区、代表取締役社長:髙橋 岳之、以下「三井E&S」)と、当社の米国子会社であるPACECO Corp.(本社:カリフォルニア州、社長:山梶 和広、以下「パセコ」)は、米国ロサンゼルス港において、世界初となる水素燃料電池を搭載したラバータイヤ式門型クレーン「MITSUI-PACECO H2-ZE TRANSTAINER CRANE(H2-ZE TRANSTAINER)」の商業運転を開始し、港湾のゼロエミッション化に新たなスタンダードを導入します。

三井E&Sは2023年4月に同社大分工場において世界初となる水素燃料電池を搭載したH2-ZE TRANSTAINERの開発完了を発表しました。 開発時には、従来のディーゼルエンジン発電機を搭載したクレーンと同等の荷役能力が得られることを確認しています。今回のプロジェクトでは、新たに製造したH2-ZE TRANSTAINERを米国ロサンゼルスのYusen Terminals Inc.において実際の商業荷役に投入し、更なる改良を目的として開発段階で得られたデータを検証します。本プロジェクトは、クリーンな水素の地産から港湾荷役機器による使用までを実施する水素サプライチェーンの実証事業の一環でもあり、本事業は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成を受けて実施しています。

物流の拠点となる港湾では、二酸化炭素やディーゼル排気有害物質の削減・ゼロエミッション化が求められています。特に米国カリフォルニア州のロサンゼルス港及びロングビーチ港は2030年までにすべての荷役機械をゼロエミッション化するClean Air Action Planを掲げています。

現在港湾で広く使用されているディーゼルエンジン発電機を搭載したタイヤ式門型クレーンは、排出ガスの大きな要因となっています。ゼロエミッション化には、電動化の選択肢もありますが、H2-ZE TRANSTAINERは水素を使用することで電動化に必要な地上給電設備への投資を節減でき、また現行のオペレーションにも影響を与えません。ターミナル全体のゼロエミッション化の達成の為、ディーゼルエンジン発電機を搭載した既存機を水素駆動に改造することも可能です。

MITSUI-PACECO H2-ZE TRANSTAINER CRANEの提案及び既存機の改造を通して、三井E&SはPACECOとともに港湾の脱炭素化に貢献していきます。

商用運転を開始した水素燃料電池駆動ラバータイヤ式門型クレーン
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