日本工営 ペルー共和国アマソナス州における道路改良事業を受注

2024/05/17  ID&Eホールディングス 株式会社 

ID&E ホールディングス株式会社
2024 年 5 月 17 日

日本工営 ペルー共和国アマソナス州における道路改良事業を受注
-日本初の政府間(G2G)契約、既存地方道路を対象に道路改良事業を推進-

ID&E ホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:新屋浩明)傘下の日本工営株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金井晴彦)および中南米工営株式会社(地域ハブ:パナマ国、代表取締役社長:下坂雅信)の共同企業体(以下、JV)は、政府間(Government to Government:G2G)契約スキームを用いた、「ペルー共和国アマソナス州第4幹線道路軸建設技術支援業務」に関し、2023 年 11 月に契約内容合意に至り、2024 年 5 月 14 日にアマソナス州チャチャポヤス市にて署名式が行われました。

ペルー共和国北部のアマソナス州は、豊富な観光資源を有していますが、ペルー共和国内の他の観光地と比較しても基礎インフラ整備は遅れています。また、アマソナス州はペルー共和国でも貧困率の高い北部 4 州の 1 つで、貧困・所得格差問題に対応するための総合的な地域開発も求められています。道路整備に関しては、文化遺産や自然資源を保護しながら、地域住民とも共同して行っていく必要があります。特に、観光客の移動、住民の生活を支える基盤として、道路交通の重要性は非常に高く、未舗装地域の舗装や物流の改善をしていく必要があります。

本事業全体は、アマソナス州の既存地方道路(214km)を対象とした拡幅・舗装化・線形改良等を含む道路改良事業であり、道路線形レビュー、詳細設計、施工ならびに監理の3フェーズに区分されています。本 JV は、それぞれのフェーズにおいて、入札支援含めたプロジェクトマネジメントを行います。

政府間(G2G)契約とは、ペルー共和国の公的機関が他国の公的機関と覚書を締結し、他国の公的機関が自国企業を中心に構成されるプロジェクトマネジメントオフィス (以下、PMO) を形成し、これに、施工業者等の調達、契約マネジメントおよび技術コンサルティングを委託する※1スキームです。同スキームを用いることで、大規模かつ複雑なインフラ整備事業が、迅速かつ透明性をもって遂行されるとともに、外国政府や企業によるプロジェクト管理や技術的ノウハウの共有も期待されています。

なお、これまで、イギリス、フランス、カナダ、韓国等が G2G PMO 契約を締結していますが、日本としては本件が第一号となります。

※1 PMO の実際の契約相手はペルー共和国側の事業実施機関となります。

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://pdf.irpocket.com/C9161/RLCz/QQsk/UINC.pdf

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