5メートルメッシュの超高解像度予測を「ウェザーニュース for business」で提供

2024/05/29  株式会社 ウェザーニューズ 

2024.05.29

建物の構造や樹木の高さから風の流れを計算しビル風を予測

5メートルメッシュの超高解像度予測を「ウェザーニュース for business」で提供

強風などの気象情報を一元把握し、施設・ビル管理や工事現場の安全対策を支援

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株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、累計4,200万ダウンロードのお天気アプリをビジネス向けに拡張した「ウェザーニュース for business」で、高解像度に風を予測する「超高解像度モデル」の提供を開始しました。

「ウェザーニュース for business」では、企業の防災対策やBCP対策、工場やビルの施設管理、工事の作業可否判断、花火大会やイルミネーションなどのイベント運営など、様々な市場のニーズに対応できる気象情報を提供しています。新たに追加した「超高解像度モデル」は、ビル風などの局地的な強風を5mメッシュの高解像度で1時間ごとに34時間先まで細かく予測します。また、「超高解像度モデル」には、建物や周辺環境の情報を含む3次元データを入力し、複雑な市街地の風の流れをシミュレーションしています。ビル風などの局地的な強風は、工事現場の足場を崩落させたり、屋外に設営されたテントを吹き飛ばすなどの事故につながります。「超高解像度モデル」であらかじめ強風のリスクを把握することで、建設作業や不動産管理、屋外イベント開催時の安全対策にお役立ていただけます。

「超高解像度モデル」の風予測は、地上付近から上空150mまで企業のニーズに合わせた高さで算出することができます。なお風の他にも、時間や場所によって大きく変化する市街地の日陰やWBGT(暑さ指数)についても実用化に向けた予測と検証を行なっていますので、「超高解像度モデル」のビジネス活用に関心をお持ちの方はぜひお問い合わせください。

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5メートルメッシュで34時間先まで風を予測する「超高解像度モデル」

超高解像度、5メートルメッシュの風予測を「ウェザーニュース for business」で提供

企業の防災対策やBCP対策、工場やビルの施設管理、工事の作業可否判断、花火大会やイルミネーションなどのイベント運営などをサポートするため、「ウェザーニュース for business」で「超高解像度モデル」を提供します。「超高解像度予測モデル」は、ビル風などの局所的な風を5メートルメッシュで1時間ごと34時間先まで細かく予測することが可能です。また、地上付近から上空150mまで企業のニーズに合わせて予測する高さをお選びいただけます。安全対策として施設の管理や、工事現場の作業可否判断、屋外イベントの開催可否判断などにお役立てください。

当社は、2017年から筑波大学計算科学研究センター日下博幸研究室と共同研究を開始し、「都市気象予測モデル」の開発と実用化に向けた観測データによる検証を実施し(※1)、2020年夏にはプロトタイプの運用を開始しました。「都市気象予測モデル」は、市街地や都市部の3次元データを活用した解像度の高さが特徴で、モデルの運用にはコンピューターによる高度な計算能力を必要とします。当社は自社のクラウド技術を応用することで「都市気象予測モデル」を実用化し、法人向けに「超高解像度モデル」としてサービス提供を開始しました。

※1:2020年に向けて筑波大学と都市気象の共同研究を開始

お天気アプリのビジネス拡張版「ウェザーニュース for business」

ウェザーニューズは、2022年9月より予報精度No.1(※2)のお天気アプリ「ウェザーニュース」をビジネス用に拡張した、法人向けSaaS型サービス「ウェザーニュース for business」を提供しています(※3)。「ウェザーニュース for business」では、拠点ごとの天気予報や雨雲レーダー、落雷、停電リスク、台風の進路予測、河川水位、冠水・浸水予報、避難情報、店舗の閉店判断など、様々な気象情報を提供しています。一般の有料会員向けのメニューもシームレスにご利用いただけるので、雨雲レーダーや台風進路予測、雨雲アラームなどのプッシュ通知機能もあわせてご活用いただけます。

その他、現地の熱中症リスクや雨風の実況を把握したい場合には、小型の気象IoTセンサーソラテナPro(R)(NETIS登録番号:KT-240014-A)の活用も有効です。ソラテナPro(R)は、気温・湿度・気圧・雨量・風向・風速・照度の7つの要素を1分毎に観測し、「ウェザーニュース for business」から観測データを確認することができます。観測された気温・雨量・風速や寒さ指数(低体温症リスク)・暑さ指数(熱中症リスク)の各種データが条件を満たした場合に、アプリのプッシュ通知機能やメールでお知らせするため、回転灯(表示灯)のような各種メール通知をトリガーにした企業側のシステムや機器との連携も可能です。

「ウェザーニュース for business」は、拠点の防災やBCP対策、工場やビルの施設管理、工事現場での作業判断や作業員の働き方改革、花火大会やイルミネーションなどのイベント運営など、様々な市場で活用されています。企業ごとのカスタマイズや指数の開発など様々なご要望にお応えできますので、ご関心のある企業の方はお気軽にお問い合わせください。

※2:「ウェザーニュース」が天気予報サービス予報精度No.1を獲得

※3:2022年9月発表:『ウェザーニュース for business』を提供開始

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