当社及び当社子会社による新たな事業(ECによる小売業)の開始に関するお知らせ

2024/06/03  アジャイルメディア・ネットワーク 株式会社 

2024 年6月3日

アジャイルメディア・ネットワーク株式会社

当社及び当社子会社による新たな事業(ECによる小売業)の開始に関するお知らせ

当社は、本日開催の取締役会において、当社及び当社の連結子会社である and health 株式会社(以下「and health」といいます)で、新たに EC による小売業(以下「本事業」といいます)を開始することについて決議しましたので、下記のとおりお知らせします。



1.新たな事業の内容

(1)本事業開始の背景
当社グループは「個の力を最大化し、“小さな経済”を成長させる」をミッションに掲げ、企業やブランドのファンの育成・活性化を支援するアンバサダーマーケティング事業、インフルエンサー事業を展開し、数多くのクライアントの商品・サービスについて、ファン、アンバサダー、インフルエンサーといった「個の力」すなわち「個人目線の推奨、レコメンデーション」による Web マーケティングを実現してまいりました。

これらの事業を通して培った Web マーケティングのノウハウ、特に「個人目線の推奨、レコメンデーション」を引き出すマーケティング技術を活用することで、当社グループ自らがコンシューマーに対して商品・サービスを提供する新たな収益セグメントを構築することを目指し、本事業を開始することとなりました。

なお、当社および連結子会社 and health で、同時に近接・類似した事業を開始する理由としては、想定するコンシューマー、すなわち顧客層の違いです。当社の EC 事業は、当社の現在の顧客層全般であり、インターネットなど情報取得することに敏感な若年層からミドルをターゲットとしています。一方、連結子会社 and health ではその顧客の中からさらに絞り込み、健康・美容・疲労回復・生活習慣改善(以下「健康美容系」といいます。)に強い関心を持つ層をターゲットとし、また商材を最適化することで訴求力を強める狙いです。そして、顧客チャンネルを上記のように複層化しつつも、事業に必要なリソースについては、当社グループとして共用することで最適化できます。

(2)本事業の内容(当社)
当社は、大手 EC モールに当社の EC 店舗「AMN 公式ショップ」を開設し、コンシューマーに向けて販売します。商材の仕入れ、在庫管理及び発送については、仕入先企業に委託することにより、当社は在庫を持たない無在庫販売を行うことが可能となり、当社から仕入先企業には仕入額及び発送手数料を支払います。これにより、初期投資やランニングコストを抑え、事業リスクを低減したうえで、本事業を開始することができます。

なお、本事業の開始において、仕入先企業として株式会社玉光堂(以下「玉光堂」といいます)の協力を得ます。当社は、2023 年 10 月 19 日付開示「株主優待制度の新設に関するお知らせ」にて公表のとおり、玉光堂が運営する EC サイト「ネットショップ オンホーム(on home.jp)」の協力を得ておりますが、本事業でも玉光堂から商材を仕入れることにより、事業開始当初から下記のように幅広い商材を取り扱うことが可能となります。

そして、将来的には、商材や仕入先を拡大し、当社がこれまでに培った WEB マーケティングのノウハウを使用して、よりコンシューマーに訴求する商材を取り扱ってまいります 当社が出店する大手 EC モールは、楽天、au Pay マーケット、Q10、amazon、yahoo などを想定しており、現在順次出店準備を進めております。現時点で以下の商材を取り扱うことが決定しております。

音楽・映像(CD・DVD)/家電/カー用品・バイク用品/テレビ・オーディオ・カメラ/ダイエット・健康/キッチン・食器・調理/おもちゃ・趣味/インテリア・寝具/バッグ・財布・ファッション小物/医療・介護・医薬品/日用品・文房具・手芸用品/スマホ・タブレット・モバイル通信/ビューティ・コスメ/スポーツ・アウトドア/レディースファッション/本・コミック・雑誌/花・ガーデン・DIY 工具/キッズベビー・マタニティ/インナー・ルームウェア/楽器・音響機器

(3)本事業の内容(and health)
and health においても、当社と同様のスキームにより小売り事業を行います。商材としては、当社と同様の商材の他に、コンタクトレンズの取扱を予定しております。

当社は、これまで蓄積した Web マーケティングに関する知見を活かすことのできる領域として健康美容系の領域に着目し、連結子会社の and health を設立いたしました。同社では現在酸素カプセル事業を展開しておりますが、今回、コンタクトレンズの中でもカラーコンタクトレンズを主として取扱う想定であり、健康美容系の商材として同社の事業領域に親和性が高いため、同社の事業として実施することといたしました。なお、コンタクトレンズ以外の商材については、今後 and health のターゲット層である健康美容系に強い関心を持つ層に対して最適化を行い、この層に対する訴求力をさらに高めていくことを予定しています。

(4)事業展開
本事業では、まずは商品原価、及び EC モール支払手数料・商品画像データ使用料・仕入先出荷手数料・広告宣伝費等の販売管理費を費用として計上し、小売販売による売上により収益を確保するコンシューマー向け EC における一般的な形態である EC モール店舗から事業を開始し、次のステップとして、商品提供元である企業や店舗経営者からの情報だけでなく、「消費者に近い第三者の視点」からの情報であるアンバサダー、インフルエンサーによる「個人目線の推奨、レコメンデーション」による商品・サービス販売へと拡大していく予定です。

2.相手先の概要

(1) 名称
株式会社玉光堂
(2) 所在地
東京都墨田区石原3丁目2-3
(3) 代 表 者 の 役 職・ 氏 名
代表取締役 鈴木伸也
(4) 事業内容
音楽・映像等の記録済み媒体、書籍、衣料品等の小売業
(5) 資本金
50,000,000 円
(6) 設立年月日
2002 年2月 28 日
(7)大 株 主 及 び 持 株 比 率
株式会社玉光堂ホールディングス(96.8%)
(8)当 事 会 社 間 の 関 係
資 本 関 係
当社の主要株主であります。
人 的 関 係
該当事項はありません。
取 引 関 係
動画及び書籍に関するプラットフォームシステムにかかるシステム利用契約を締結しております。
関 連 当 事 者 へ の 該 当 状 況
当社の主要株主であるため、当社の関連当事者に該当します。
(9) 最近3年の経営成績及び財務状況(単位:千円)
決算期
2021 年2月期
2022 年2月期
2023 年2月期
純資産
1,282,887
1,579,172
1,616,298
総資産
4,153,662
5,258,115
5,915,456
1 株 当 た り 純 資 産 (円)
641,443.85
789,586.09
808,149.22
売上高
5,105,477
6,338,219
7,307,163
営業利益
30,716
7,449
106,305
経常利益
127,356
284,407
68,978
当期純利益
72,005
296,284
△13,389
1 株 当 た り 当 期 純 利 益 ( 円 )
36,
002.86
148,
142.24
△6,
694.79
1株 当 た り 配 当 金 (円)
0.00
0.00
0.00
※2024 年2月期の決算については情報を入手していないため、2023 年2月期までの記載となっております。

3.新たな事業を開始する時期

① 当社取締役会決議日
2024 年6月3日

② 新規事業開始日
2024 年6月3日(予定)

4.新たな事業のために特別に支出する予定額の合計額

今期 2024 年 12 月期における本事業の立ち上げに必要な支出については、初期コストとして商品の画像データ使用料及び人件費として約 320 千円を、またランニングコストについては、EC モールへの出店費及び人件費として月額で約 180 千円を見込んでおります。

5.今後の見通し

当社の連結財務諸表に与える影響については、現在精査中であり、適時開示が必要になった場合には速やかにお知らせいたします。

以上

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