2024 年 6 月 3 日
エムスリー株式会社
ホワイト・ジャック・プロジェクト第 7 弾として
健康保険組合向け支援事業を展開するミナケアを子会社化
～健康保険組合向けサービスの拡大をさらに加速～
エムスリー株式会社（本社： 東京都港区、代表取締役： 谷村 格、URL ：https://corporate.m3.com/、以下「エムスリー」）は、健康保険組合向けの保健事業支援サービスを主に展開する株式会社ミナケア（本社： 東京都千代田区、代表取締役社長： 山本 雄士、URL ：https://www.minacare.co.jp/、以下「ミナケア」）を子会社化しましたのでお知らせいたします。
また、ミナケアの代表取締役である山本氏には、健康経営、投資型医療の実現に向け、チーフ・ヘルスケア・オフィサーとしてエムスリーに参画いただくこととなります。
背景
エムスリーは、日本の医師の約 9 割にあたる 33 万人以上が登録する医療従事者専門サイト「m3.com」を運営し、製薬会社向けマーケティング支援サービスや治験支援サービスに加え、クリニックを対象とした医療現場DX 化支援サービス等を提供しています。
また 2022 年度に疾病の発症前の段階から健康状態を維持することを目的とした取り組み「ホワイト・ジャック・プロジェクト」を開始し、関連する企業の子会社化を含めた様々な施策を展開・推進してまいりました。
ミナケアについて
ミナケアは、 「病気の治療よりも病気の回避を促し、健康の維持に投資する『投資型医療』の実現」を志向しており、健康保険組合向け保健事業戦略コンサルティングサービスを中心とした保健事業支援サービスを主に提供しております。また、ヘルスケア関連企業向けのヘルスケアデータ事業や、行政やアカデミアと共同で予防・「健康づくり」に関するサービスも提供しており、これらの事業展開を通じ、エンドユーザーである個人の疾病予防、「健康づくり」への貢献を目指しております。
＜想定されるシナジー効果＞
① Evidence Based Health Score（EBHS）*との連携
ミナケアのサービスを利用する健康保険組合向けに EBHS を提供することで、従業員の健康課題可視化を促進し、改善の具体的な施策に繋げます。
② 相互の顧客に対するサービス提供
エムスリーグループでは、法定健診から産業医の選定、健康経営に関する福利厚生サービスまで、フルラインナップでのサービス提供に対応しております。これらのサービスをミナケアの顧客である健康保険組合向けにも提供するとともに、ミナケアの保健事業の実行支援ツールである「元気ラボ」等のサービス* 健康関連データおよび論文レビュー等を元に健診結果などから寿命を予測し、健康指標を算出できるサービスをエムスリーグループの顧客組合にも提供することで、従業員の健康寿命延伸のための取り組みを推進します。
③ 新たなサービスの開発・提供の推進
ミナケアが保険者に対するコンサルティングサービスを提供することにより蓄積された健康データと、エムスリーグループのアセットをかけ合わせることで、予防医療に関する新たなサービスの開発・提供を推進します。
今後も、エムスリーグループでは、「インターネットを活用し、健康で楽しく長生きする人を 1 人でも増やし、不必要な医療コストを 1 円でも減らす」というミッションのもと、社会的なインパクトをもたらし医療課題の解決に貢献していくことを目指してまいります。
■ミナケアの会社概要
【設立】2011 年 2 月
【所在地】 東京都千代田区大手町 1-6-1 大手町ビルヂング 6 階 642
【URL】 https://www.minacare.co.jp/
【代表取締役】 山本 雄士
【事業内容】
・コーポレートウェルネス事業（保険者・事業主・自治体向け）
・ヘルスケアデータ事業（ヘルスケア関連企業向け）
・行政・アカデミア共同事業（共同事業・受託事業等）
■山本雄士氏の経歴
東京大学医学部を卒業後、循環器内科、救急医療などに従事。Harvard Business School 修了を経て、現在は株式会社ミナケア代表取締役社長、一般社団法人健康と経営を考える会代表理事などを務める。これまで、ソニーコンピュータサイエンス研究所研究員、厚生労働省参与、慶應義塾大学非常勤講師などを歴任。
