２０２４年５月２９日
ダイダン株式会社
ダイダン北海道支店が「第12回カーボンニュートラル賞支部奨励賞」受賞
ダイダン株式会社（本店：大阪市西区、代表取締役社長：山中康宏）の北海道支店が、一般社団法人 建築設備技術者協会の主催する第12回カーボンニュートラル賞において、支部奨励賞を受賞しました。外断熱工法による高断熱外皮や熱損失を抑えるため執務室を無窓とする大胆な手法、さらには壁面太陽光パネルや地中熱ヒートポンプなどの採用により、積雪寒冷地において完全ZEBを達成した実績が評価されました。
？ カーボンニュートラル賞の趣旨
時代は「低炭素」から「脱炭素」へと移っています。建築分野では、運用時に多くの温室効果ガスを排出しますが、建築設備士を初めとする建築設備技術者はこの削減に大きく貢献することができます。
本表彰事業は、カーボンニュートラル社会実現に向けた建築物、建築設備に関わる優れた業績を表彰することで、その意識の浸透と推進活性化を図ることを目的としています。
？ 北海道支店の概要
エネフィス北海道は「人と地球が共存するオフィス」をテーマに、積雪寒冷地における中小規模の普及型ZEBのモデルケースとして建設しました。以下の3つのコンセプトを掲げ取り組みを行っています。
① ZEB ― 寒冷地の自然エネルギー利用
② ウェルネス ― 健康性・快適性の増進、働きやすさ
③ レジリエンス ― 災害に柔軟に対応する設備的配慮
？ 支部選考委員長講評より抜粋
本件施設における太陽光パネルによる発電量実測値は、2021年7月から翌年6月の1年間において326MJ/㎡年（一次エネルギー換算）であった。これに対し、コンセントを除いた一次エネルギー消費量実績値は325 MJ/㎡年であった。つまり、省エネ基準の評価対象であるコンセントを除いた一次エネルギー消費量において、「完全ZEB」を実績として達成したと評価される。日照や暖房負荷の面で不利な条件の多い積雪寒冷地において「完全ZEB」を実証した実績は大いに評価されるものであり、正に受賞に値する業績である。
？ 建物概要
？ 所 在 地 北海道札幌市北区
？ 設計・施工 株式会社NTTファシリティーズ、ダイダン株式会社
？ 内装設 計 株式会社丸田絢子建築設計事務所
？ 施工協 力 共立建設株式会社
？ 延床面 積 1,113.21㎡
？ 構造・階数 RC造 地上2階建
？ 竣 工 2021年6月
【お問合せ先】
ダイダン株式会社
経営企画本部 コーポレートコミュニケーション部
長田 悠梨
〒102-8175 東京都千代田区富士見 2-15-10
Tel: 03-5276-4568
E-mail: PR@daidan.co.jp osadayuri@daidan.co.jp
