透水&養生型枠シート「フィルターシートキュア」を共同開発し、 NETIS(新技術情報提供システム)に登録(KT-240036-A)されました

2024/06/11  東急建設 株式会社 

透水&養生型枠シート「フィルターシートキュア」を共同開発し、 NETIS(新技術情報提供システム)に登録(KT-240036-A)されました

ニュースリリース

2024年06月11日

東急建設株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:寺田光宏、以下当社)はコンクリート表層部の品質改善を効率よく行える、透水型枠機能を有する湿潤・保水養生シート「フィルターシートキュア」をフジモリ産業株式会社(本社:東京都新宿区、社長:久下典宏)と共同開発し、NETIS※1に登録されました。

※1 NETIS(New Technology Information System):国土交通省が新技術の活用を目的に整備している新技術情報提供システムであり、民間により開発された新技術を、公共工事において積極的に活用していくためのシステムです。

近年、循環型・低炭素社会の実現に向けて構造物の長寿命化が注目されており、コンクリートの長期的な品質維持が求められています。コンクリート工事では硬化中に水分が不足すると表面にひび割れが生じたり、十分な耐久性が発揮できなかったりするなどの課題があります。

今回共同開発したフィルターシートキュアは現場で打設するコンクリート表面の緻密化※2による品質向上を目的とした型枠シートです。型枠に貼り付けて使用することで、コンクリートの凝結までは余剰水や空気泡を排出します。また、シートを構造物に残したまま型枠を外すことでコンクリートの乾燥を防ぎ、打設直後から連続して長期湿潤・保水養生が可能になります。余剰水の排出と適切な養生により、コンクリート表面が緻密化することで、透気係数、中性化、表面気泡発生面積率などの品質および表面美観の改善が期待できます。

※2 コンクリート表面の緻密化:コンクリート内部の組織を密にすること。強度の向上、外気や水の浸透抑制効果が期待できる。

当技術は、これまでに現場施工を実施しており、引き続き躯体品質の確保、向上に向け、利用拡大を図り、効果の検証等を実施していく予定です。なお、本製品の製造ならびに販売は共同開発先のフジモリ産業株式会社が行い、9月より一般販売を開始する予定です。


今後も、建物や社会インフラの長寿命化など、構造物の品質向上に向けた技術開発を推進し、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。

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