産業用搬送装置・ロボット向け「レールタイプ ワイヤレス給電装置」を販売

2024/06/13  長野日本無線 株式会社 

産業用搬送装置・ロボット向け「レールタイプ ワイヤレス給電装置」を販売

2024年6月13日


産業用搬送装置・ロボット向け「レールタイプ ワイヤレス給電装置」を販売
~ 移動する装置へ150Wのワイヤレス給電が可能 ~


長野日本無線株式会社(本社:長野県長野市、代表取締役社長:窪田 昌治)は「レールタイプ ワイヤレス給電装置」を販売します。

■概要
レールタイプ ワイヤレス給電装置(図1)は、送電装置/送電コイルユニット/受電装置の3種類のユニットで構成し、移動する装置に磁界結合によってワイヤレスで給電する装置です。当社が長年培ってきた高周波回路技術およびワイヤレス給電技術と、WiTricity Corporation(米国 マサチューセッツ州)の磁界共鳴方式ワイヤレス電力伝送技術によって、従来、移動する装置に必要であった長いケーブルや電極がなくても給電が可能となりました。

各種産業分野の搬送装置や移動するロボットに当社のワイヤレス給電装置を組み込むことで、バッテリーや稼働により劣化するケーブル、電極のメンテナンス作業等が不要・削減となり、生産の自動化、24時間稼働、省人化等の実現に貢献できます。


図1 レールタイプ ワイヤレス給電装置の構成

図2 組込みイメージ例と各ユニットの外観



■対象となる産業装置
自動生産ライン/自動搬送車(AGV)/自律移動ロボット(AMR)/設備・インフラ監視装置/防災・防犯装置 等

■特長
移動する産業装置にワイヤレス給電ができる
使用しているバッテリーの小型化・削除、充電作業・時間の削減が可能。ケーブルベアや接触電極で発生するコンタミや騒音・火花をなくし、
ケーブルによって制限されていた装置の高速移動が実現可能

給電できる長さを変えられる
送電コイルの長さを変えることで、設備のサイズ・用途・レイアウトに合わせて、移動する装置へ給電できる長さの変更が可能

産業分野で使い易い 自然空冷/防塵・防滴構造
強制空冷でメンテナンスが必要となる防塵フィルタレス。設置環境に対応し易いIP54相当の防塵・防滴構造

■構成ブロック図



基本構成表

名称 型名 数量
送電装置 NJW-231 1
送電コイルユニット NJW-232 1~5
受電装置 NJW-234 1


■仕様
用途 移動する産業装置へのワイヤレス給電
入力(送電装置) 単相 AC90 ~ 220V
出力(受電装置) DC24V / 150W
寸法/質量
送電装置 NJW-231 528x156x87mm(突起部除く) / 6.5kg以下
送電コイルユニット NJW-232 900x62x40mm(突起部除く) / 1.4kg以下
受電装置 NJW-234 440x106x111mm(突起部除く) / 3.3kg以下
給電可能な送電コイルの長さ 0.9m ~ 4.5m(1ユニット0.9mの倍数)
動作温度 -5℃ ~ +50℃
機構 自然空冷 / IP54相当
*レールタイプ ワイヤレス給電装置はWiTricity Corporation(米国)よりライセンスを受けています。
*上記製品に関する図および仕様は発表日現在のものです。予告なしに変更することがあります。

■販売開始時期
2024年10月(予定)

■お問い合わせ先
長野日本無線株式会社
ICT営業部 情報通信営業グループ
TEL:03-3228-3313
E-Mail: njrc_ict-sales_infocomm_all@group.jrc.co.jp

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