サステナビリティ・リンク・ローンの契約締結について(カジマ・ヨーロッパ社)

2024/06/03  三井住友信託銀行 株式会社 

2024 年6月3日
三井住友信託銀行株式会社

サステナビリティ・リンク・ローンの契約締結について
(カジマ・ヨーロッパ社)


三井住友信託銀行株式会社(取締役社長:大山 一也、以下「当社」)は、鹿島建設株式会社(代表取締役社長:天野 裕正、以下「鹿島」)のヨーロッパ統括現地法人であるカジマ・ヨーロッパ社(社長:一木浩人)との間で、ローン・マーケット・アソシエーション(LMA)(※1)等が策定した「サステナビリティ・リンク・ローン原則」および環境省が策定した「サステナビリティ・リンク・ローンガイドライン」(以下「サステナビリティ・リンク・ローン原則等」)に則した「サステナビリティ・リンク・ローン」の融資契約(以下「本件」)を実行いたしました。

サステナビリティ・リンク・ローンは、借り手の経営戦略に規定されているサステナビリティ目標と整合した「キー・パフォーマンス・インディケーター(以下「KPI」)」と「サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下「SPT」)」を設定し、貸付条件と SPT に対する借り手のパフォーマンスとを連動させ、SPT 達成への動機付けを与えることで、環境的・社会的に持続可能な経済活動および経済成長を促進し、支援することを目指すものです。

鹿島は、「鹿島グループ サステナビリティ・リンク・ローン・フレームワーク(以下「本フレームワーク」)を策定し、本フレームワークに対して 2024 年 3 月 29 日付で株式会社日本格付研究所(代表取締役社長:髙木 祥吉)より、サステナビリティ・リンク・ローン原則等への準拠性および設定した KPI と SPT の合理性について第三者意見(※2)を取得しております。本件は、本フレームワークに基づくサステナビリティ・リンク・ローンの融資契約です。

当社では、サステナビリティ・リンク・ローンなどのサステナビリティに関するソリューションの提供により、SDGs 達成に資するお客さまのさまざまな事業活動を支援するとともに、お客さまの中長期的な企業価値の向上に貢献することを引き続き目指していきます。

<鹿島について>

鹿島は、人々が安全・安心で快適に暮らすことができる社会をめざし、積極果敢に挑戦する「進取の精神」のもと、社会インフラなどの国土開発や超高層建築など、その時代の先駆的なプロジェクトを手掛けています。「全社一体となって、科学的合理主義と人道主義に基づく創造的な進歩と発展を図り、社業の発展を通じて社会に貢献する」を経営理念とし、社会・環境問題に対応し、社会に必要とされ、持続的に成長できる企業グループを目指しています。

<KPI および SPT の概要>

本件は、以下の KPI と SPT を設定しています。

KPI
鹿島グループ(※)の CO2排出量(スコープ1+2)
※鹿島建設株式会社及び国内外の連結子会社が対象
SPT
各対象年度の CO2排出量(スコープ1+2)を、2021 年度比で下表に示す比率以下に削減
2021 年度 2024 年度 2025 年度 2026 年度 2027 年度
鹿島グループ CO2排出量
(スコープ1+2)
基準年 -14.0% -18.7% -23.3% -28.0%
SDGs

(※1)ローン・マーケット・アソシエーション(LMA)

欧州、中東、アフリカのシンジケートローン市場の流動性、効率性、透明性を改善することを目的とした協会であり、60 ヶ国以上に属する 700 以上の機関が加盟しています。

(※2)サステナビリティ・リンク・ローン原則等への準拠性および設定した KPI と SPT の合理性についての第三者意見株式会社日本格付研究所のウェブサイトをご参照ください。

https://www.jcr.co.jp/greenfinance/

以上

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