丸紅株式会社とみずほリース株式会社による資本業務提携契約の締結に関するお知らせ

2024/05/14  丸紅 

2024 年5月 14 日
丸紅株式会社

丸紅株式会社とみずほリース株式会社による
資本業務提携契約の締結に関するお知らせ


丸紅株式会社(以下「丸紅」といいます。)と、みずほリース株式会社(以下「みずほリース」といいます。)は、本日、資本業務提携(以下「本資本業務提携」といいます。)に関する契約(以下「本資本業務提携契約」といいます。)を締結しましたので、以下のとおりお知らせいたします。

丸紅は、本資本業務提携の一環として、みずほリースの実施する普通株式の第三者割当増資(以下「本第三者割当増資」といいます。)の一部を引き受けるとともに、本日付でみずほリースの既存株主との間で、当該既存株主が保有するみずほリース普通株式合計 16,960,000 株を市場外の相対取引により取得する旨の株式譲渡契約を締結しており、その結果、丸紅は、既存の保有株式と合わせて、本第三者割当増資後のみずほリースの発行済株式総数のうち 20.00%を保有することになります。これにより、みずほリースは丸紅の持分法適用関連会社となる予定です。

1.本資本業務提携の目的

丸紅は、ますます複雑化する社会・顧客の課題に対して、顧客やパートナーと共に、ソリューションを創出・提供することを目指しております。その方向性において、本資本業務提携は、成長分野と位置づける金融・リース領域の強化を重層的に追求する目的から、みずほリースとの連携をさらに発展させ、新たなビジネスモデルの創出と収益基盤の強化を図るものです。

一方、みずほリースは、リース会社から大きな飛躍を遂げ、脱炭素などの社会的課題を解決し、お客さまと共に未来を共創するプラットフォームカンパニーを目指しております。現在推進中の『中期経営計画2025』の対象期間である 2023 年度~2025 年度は、目指す姿の実現に向け飛躍的な成長を遂げるため、事業・経営基盤双方を抜本的に強化する期間と位置づけております。

丸紅及びみずほリースは、2019 年2月の業務提携以降、みずほ丸紅リース株式会社(旧商号:エムジーリース株式会社)の合弁会社化をはじめ、米国航空機リース事業への共同投資、米国の冷凍冷蔵トレーラーリース事業の合弁会社化、豪州の自動車販売金融事業の合弁会社化等の協業を実現してきました。今般、これまで実現してきた戦略シナジーをさらに強化するべく、両社間で協議を進めてきた結果、グローバルなパートナー・顧客ネットワーク及び人財力、事業開発力を有する丸紅と、国内における広範な顧客基盤を有し、「モノ」に対する専門性と商流に対する深い理解、高度な金融ノウハウを用いたソリューションを提供するみずほリースが、相互の強み・ノウハウを活用できる機会を拡大し、国内外のより多くの顧客に対して価値提供を行うことが、社会的課題への対応並びに両社の企業価値向上に資するとの認識で一致し、本日、本資本業務提携契約を締結するに至りました。

2.本資本業務提携の内容等

(1)業務提携の内容等

丸紅及びみずほリースは、両社のさらなる企業価値向上の実現に向け、活発な人財交流、全社レベルでの営業連携体制の構築を通じて、地域・事業領域を限定することなく、幅広い分野における協業について、検討を進めてまいります。

現在、国内外の環境・エネルギー、不動産、航空・船舶、情報・物流・XaaS といった分野で、既に具体的な検討を開始しておりますが、これら以外にも、両社の保有する顧客ネットワーク、事業開発・運営ノウハウやテクノロジー等を融合させることで、幅広い分野において新たな価値を創出することに努めてまいります。また、業務提携を成功させるために必要な人財の交流を、丸紅及びみずほリースとの間で協議・合意等の上で行ってまいります。なお、丸紅は、みずほリースに対して、みずほリースの取締役の候補者を、みずほリースの要望に応じて推奨することができます。但し、丸紅から推奨された者を取締役候補者として、指名・報酬委員会において審議・検討するかはみずほリースの判断であり、みずほリースは、かかる者を取締役候補者とする取締役選任議案を株主総会に上程する義務を何ら負いません。

(2)資本提携の内容等

上記の業務提携の効果をより早期に発揮すべく、丸紅は、本第三者割当増資の一部の引受けにより、みずほリース普通株式 28,785,800 株(本第三者割当増資後の発行済株式総数の 10.18%)を取得する予定です。本第三者割当増資の詳細につきましては、本日、みずほリースにおいて適時開示しております「第三者割当による新株式の発行並びに主要株主及びその他の関係会社の異動の予定に関するお知らせ」をご参照ください。

また、丸紅は、本第三者割当増資の引受けと併せて、みずほリースの既存株主との間で、本日付で、当該既存株主が保有するみずほリース普通株式合計 16,960,000 株(本第三者割当増資後の発行済株式総数の 6.00%)について、市場外の相対取引により取得する旨の株式譲渡契約を締結しております。

(3)その他

みずほリースは、2024 年6月に開催予定の定時株主総会において、必要な社内選定手続を経ることを前提に、丸紅の出身者1名を新たに常勤取締役の候補者とすること、及び丸紅の特別顧問を兼務する現任の社外取締役1名を再び社外取締役の候補者とすることを予定しております。

3.会社概要

(1)丸紅
(1) 名 称 丸紅株式会社
(2) 所在地 東京都千代田区大手町一丁目4番2号
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役社長 柿木 真澄
(4) 事業内容
ライフスタイル、情報ソリューション、食料、アグリ事業、フォレストプロダクツ、化学品、金属、エネルギー、電力、インフラプロジェクト、航空・船舶、金融・リース・不動産、建機・産機・モビリティ、次世代事業開発、次世代コーポレートディベロップメント、その他の広範な分野において、輸出入(外国間取引を含む)及び国内取引の他、各種サービス業務、内外事業投資や資源開発等
(5) 資本金 263,599 百万円
(6) 設立年月日 1949 年 12 月1日
(7)
大株主及び持株比率
(2023 年9月 30 日現在)
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 15.76%
ユーロクリアー バンク エスエイ エヌブイ(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)9.15%
株式会社日本カストディ銀行(信託口) 5.36%
明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.24%
株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)1.78%
ステート ストリート バンク ウェスト クライアント トリーティー 505234(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.68%
日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)1.39%
損害保険ジャパン株式会社 1.34%
ジェーピー モルガン チェース バンク 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.22%
JPモルガン証券株式会社 1.10%
(8) 当事会社間の関係
資本関係 丸紅はみずほリース普通株式 10,787,500 株を保有しております。(2024 年5月 14 日現在)
人的関係
みずほリースの取締役のうち1名は丸紅の出身者であります。また、丸紅及びみずほリースは、1名の出向者を相互に受け入れております。
取引関係 該当事項はありません。
関連当事者へ
の該当状況 該当事項はありません。
(9) 最近3年間の経営成績及び財政状態
決算期 2022 年3月期 2023 年3月期 2024 年3月期
連結純資産 2,338,328 2,981,973 3,562,846
連結総資産 8,255,583 7,953,604 8,923,597
1株当たり連結純資産(円) 1,301.99 1,696.76 2,066.24
連結収益 8,508,591 9,190,472 7,250,515
連結営業利益 284,490 340,814 276,321
親会社株主に帰属する
当期純利益
424,320 543,001 471,412
1株当たり連結当期純利益
(円)
242.89 316.11 279.62
1株当たり配当金(円) 62.00 78.00 85.00

(注)1.2024 年3月 31 日現在。ただし、特記しているものを除きます。
2.単位は百万円。ただし、特記しているものを除きます。
3.持株比率は発行済株式総数(自己株式数を除きます。)に対する比率を記載しております。また、小数点以下第三位を四捨五入して算出しております。

(2)みずほリース

(1) 名 称 みずほリース株式会社
(2) 所在地 東京都港区虎ノ門一丁目2番6号
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役社長 中村 昭
(4) 事業内容 情報関連機器、不動産、産業・工作機械等のリース取引及び割賦
販売取引並びに各種金融取引
(5) 資本金 26,088 百万円
(6) 設立年月日 1969 年 12 月1日
(7)大株主及び持株比率
(2024 年3月 31 日現在)
株式会社みずほフィナンシャルグループ 23.03%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 8.47%
丸紅株式会社 4.40%
リコーリース株式会社 3.06%
第一生命保険株式会社 2.99%
株式会社日本カストディ銀行(信託口) 2.66%
DOWAホールディングス株式会社 2.29%
明治安田生命保険相互会社 2.04%
飯野海運株式会社 1.36%
株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再
信託分・株式会社東芝退職給付信託口)
1.22%
(8) 当事会社間の関係
資本関係 丸紅はみずほリース普通株式10,787,500株を保
有しております。(2024 年5月 14 日現在)
人的関係
みずほリースの取締役のうち1名は丸紅の出身者であります。また、丸紅及びみずほリースは、1名の出向者を相互に受け入れております。
取引関係 該当事項はありません。
関連当事者へ
の該当状況 該当事項はありません。
(9) 最近3年間の経営成績及び財政状態
決算期 2022 年3月期 2023 年3月期 2024 年3月期
連結純資産 230,803 275,834 329,800
連結総資産 2,748,810 2,954,634 3,363,336
1株当たり連結純資産(円) 907.23 1,085.55 1,270.62
連結売上高 554,809 529,700 656,127
連結経常利益 20,064 40,110 50,897
親会社株主に帰属する
当期純利益
14,902 28,398 35,220
1株当たり連結当期純利益
(円)
61.61 117.35 145.07
1株当たり配当金(円) 22.00 29.40 38.40

(注)
1.2024 年3月 31 日現在。ただし、特記しているものを除きます。
2.単位は百万円。ただし、特記しているものを除きます。
3.持株比率は発行済株式総数(自己株式数を除きます。)に対する比率を記載しております。ま
た、小数点以下第三位を四捨五入して算出しております。
4.みずほリースは、2024 年4月1日を効力発生日として、普通株式1株につき5株の割合をもって株式分割を行っております。2022 年3月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、「1株当たり連結純資産」、「1株当たり連結当期純利益」及び「1株当たり配当金」を算定しております。

4.日 程

(1) 本 資本業務提携契約締結日 2024 年5月 14 日
(2) 株式譲渡契約締結日 2024 年5月 14 日
(3) 相対取引実行日 2024 年6月 18 日(予定)
(4) 本 第三者割当増資 実 行 日 2024 年6月 18 日(予定)

なお、株式譲渡の実行及び第三者割当増資の払込みにつきましては、競争当局からの許認可の取得等を前提としております。

5.今後の見通し

丸紅が 2024 年5月2日に公表いたしました「2024 年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」における「2025 年3月期の連結業績予想(2024 年4月1日~2025 年3月 31 日)」につきましては、現時点で変更はございません。今後、丸紅に業績予想修正の必要性その他公表すべき事項が生じた場合には速やかに公表いたします。

また、本資本業務提携がみずほリースの連結業績に与える影響は、2024 年5月 14 日に公表いたしました「2024 年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」における「2025 年3月期の連結業績予想(2024 年4月1日~2025 年3月 31 日)」に現時点で想定されるものは織り込んでおります。今後、みずほリースに業績予想修正の必要性その他公表すべき事項が生じた場合には速やかに公表いたします。

以 上

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