電気銅カーボンフットプリントの算定および第三者検証を実施

2024/06/18  三菱マテリアル 株式会社 

プレスリリース

2024年6月18日

三菱マテリアル株式会社

電気銅カーボンフットプリントの算定および第三者検証を実施

三菱マテリアル株式会社は、当社グループの国内の銅製錬所で生産された電気銅のカーボンフットプリント(Carbon Footprint of Products、以下「CFP(*1)」)を算定し、その結果について、国際的な基準に準拠していることを示す第三者による検証を受けました。

このたびのCFPの算定は、当社の主力製品である「電気銅」について、当社直島製錬所および小名浜製錬株式会社小名浜製錬所で2022年度に製造されたものを対象としています。
Cradle to Gate(原材料の調達から製品の製造・出荷まで)の電気銅生産1トンあたりの温室効果ガス排出量をライフサイクルアセスメント(以下「LCA(*2)」)およびCFPの国際規格(*3)に則って算定しました。また、その算定プロセスについて「一般社団法人日本LCA推進機構」(理事長:稲葉 敦氏)によるクリティカルレビュー(*4)を受け、当該規格へ準拠していると判断され、当社電気銅のCFPの客観性や信頼性が第三者により検証されました。

CFPの算定については国内外において政府や業界団体など、多方面で算定方法や活用方法について検討が行われており、関心が高まっています。今後も他の主要な製品についてもCFP算定を行い、気候変動に関する取り組みを推進してまいります。

当社グループは「人と社会と地球のために、循環をデザインし、持続可能な社会を実現する」ことを私たちの目指す姿と定めています。目指す姿の実現に向け、資源循環の拡大、高機能素材・製品供給の強化に取り組んでまいります。

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(*1)
CFPは個別の製品を対象にしてライフサイクル各段階における温室効果ガス排出に係る算定・分析が求められるため、自らの事業活動だけではなく、サプライチェーン全体としての包括的な視点で重点的あるいは優先的に取り組むべき温室効果ガス排出削減対策を抽出することが可能な指標。
(*2)
製品のライフサイクルにおける投入資源、環境負荷、およびそれらによる環境影響を定量的に評価する手法。
(*3)
ISO 14040-2006 Environmental management - Life cycle assessment - Principles and framework
ISO 14044-2006 Environmental management - Life cycle assessment - Requirements and guidelines
ISO 14067-2018 Greenhouse gases - Carbon footprint of products - Requirements and guidelines for quantification
(*4)
実施したLCAが(*3)の要求事項を満たしているどうかをLCA専門家が確認するプロセス。

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URL:https://www.mmc.co.jp/corporate/ja/news/press/2024/24-0119.html

以上

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コーポレートコミュニケーション室:03-5252-5206

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