グリーン鋼材「JGreeX(R)」が米国ITデータセンター用変圧機メーカーに初採用

2024/06/20  JFEホールディングス 株式会社 

2024年6月20日
JFEスチール株式会社


グリーン鋼材「JGreeX®」が米国ITデータセンター用変圧機メーカーに初採用

当社のグリーン鋼材「JGreeX®」(※1)について、このたび、米国のITデータセンター用変圧器を製造する世界トップクラスの変圧器メーカーであるEaton Corporationに納入されることが決定しました。採用された鋼材品種は方向性電磁鋼板(※2)であり、米国での「JGreeX®」の採用は初となります。鋼材は、豊田通商株式会社を通じて、米国のEaton Corporationに納入する予定です。

近年、AIの普及によりデータ処理量が増加し、それに伴い多量の電力を消費するデータセンターでは、省エネルギーの観点から高効率変圧器の需要が高まっています。方向性電磁鋼板は、高い磁気特性を持ち、変圧器の効率を向上させることができます。当社は、世界トップクラスの高品質な方向性電磁鋼板を製造し、この需要を確実に捕捉していきます。

当社は、CO2排出量削減に寄与するエコプロダクトの供給拡大や、「JGreeX®」の販売拡大を通じて、社会全体の脱炭素化に貢献してまいります。

(※1)「JGreeX®」は、当社のCO2排出削減技術により創出した削減量を、「マスバランス方式」を適用して任意の鋼材に割り当てることで、鉄鋼製造プロセスにおけるCO2排出量を大幅に削減した鉄鋼製品。「マスバランス方式」は、一般社団法人日本鉄鋼連盟「マスバランス法を適用したグリーンスチールのCO2排出原単位の算定方法に関するガイドライン」に準じ、製品製造プロセス全体のCO2排出量の削減における環境価値を一部の鉄鋼製品に集約しCO2排出原単位の低い鉄鋼製品とみなすこと。

(※2)電磁鋼板は、鉄にSi、Al等を添加した材料で、高磁束密度かつ低鉄損という優れた磁気特性を有する鋼板。全方向にほぼ平均的に優れた磁気特性を有し、モータなどの鉄心材料として用いられる無方向性電磁鋼板と、一方向(圧延方向)に極めて優れた磁気特性を有し、変圧器などの鉄心材料として用いられる方向性電磁鋼板の2種類がある。

【Eaton Corporationの会社概要】

会社名 Eaton Corporation plc
代表者 Craig Arnold
事業内容 電気や航空宇宙、自動車分野のソリューション事業、電力機器等
設立時期 1911年

本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。

JFEスチール(株) 総務部広報室 TEL 03(3597)3845

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