Nikkei Asia、2年連続で最優秀賞 アジア出版者協会賞

2024/06/21  株式会社 日本経済新聞社 


2024 年 6 月 21 日
株式会社 日本経済新聞社

Nikkei Asia、2 年連続で最優秀賞
アジア出版者協会賞

日本経済新聞社の英文媒体「Nikkei Asia」https://asia.nikkei.com/)は 20 日、香港を拠点とするアジア出版者協会(SOPA)の 2024 年協会賞のグローバル枠で最優秀賞を受賞しました。欧米の主要メディアが競う同枠において Nikkei Asia が最優秀賞を受賞するのは2年連続となります。

受賞したのは 23 年 7 月に公開し、アジアの水資源を巡る地政学動向に迫った連載企画「アジアのハイドロポリティクス(Asia’s Age of Hydropolitics)」( https://asia.nikkei.com/Spotlight/Asia-s-Age-of-Hydropolitics、米州編集総局・姚柏穎記者、ニューデリー支局・キラン・シャルマ記者、ホーチミン駐在・リエン・ホアン記者らが執筆)。国際河川に相次ぎダムを建設する中国と、水不足の脅威に直面する下流地域との政治的摩擦などについて現地取材し、豊富な写真やデータを盛り込みビジュアルにうったえる同企画は、審査団に「極めて重要なのに注目されてこなかったテーマについて『素晴らしい全体像』を描き出した」と評価されました。

Nikkei Asia の中山真編集長は今回の受賞について「グローバルメディアとして質の高いジャーナリズムを発信し続けていることを裏付けるものだ」と述べ、「アジアが直面する問題をアジアの視点から取材できるメディアとして成長を続けたい」としています。

アジアのハイドロポリティクスは 3 月、ビジネスジャーナリストの団体である米 SABEW(ソサエティー・フォー・アドバンシング・ビジネス・エディティング・アンド・ライティング)の「エネルギー・サステナビリティ・気候変動」部門でも最優秀賞を受賞しています。

革新的報道部門では日経グループの英フィナンシャル・タイムズ(FT)が最優秀賞を受賞しました。中国にあるイスラム教寺院・モスクが当局によって中国風に改修されていく様を、衛星写真やドローン撮影を駆使して描きました。 SOPA はジャーナリストでつくる非営利団体で、賞はアジア太平洋地域に関する優れた報道を表彰するため 1999 年に創設されました。今回の対象は 23 年に公開された記事。メディアの展開地域などに応じて英語のグローバルとリージョナル、中国語などの枠があり、Nikkei Asia は 21 年からグローバル枠で参加、23 年に女性テーマ部門で日本メディアとして初めて最優秀賞を獲得しました。

〈Nikkei Asia について〉

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