米国CalPortland Companyのストックトンターミナルにおけるサイロ増設に関するお知らせ

2024/06/20  太平洋セメント 株式会社 

2024年6月20日

米国 CalPortland Company のストックトンターミナル におけるサイロ増設に関するお知らせ

太平洋セメント株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:田浦良文 以下、当社)は、連結子会社である CalPortland Company(本社:米国カリフォルニア州、以下、CPC)のストックトンターミナル(カリフォルニア州北部)において、スラグやフライアッシュ等のセメンティシャスマテリアル※受入用の大型サイロ2基を増設することを決定しました。

近年、あらゆる業界において脱炭素化が世界的な流れとなる中、セメント・生コン業界においてもカーボンニュートラルへの取り組みが最重要経営課題の一つとなっており、スラグやフライアッシュ等のセメンティシャスマテリアルの使用が脱炭素化の有力な手段の一つとなっています。このような中、米国セメント業界では石灰石混合セメント(Type IL)への移行が急速に進んでおり、また生コン業界においてもスラグやフライアッシュの使用が指定されるケースが増加するなど、グリーン調達の動きが加速しています。

CPC はカリフォルニア州北部のストックトンターミナルにおいてセメントの輸入・販売を行っており、今後の混合セメントやセメンティシャスマテリアル等の需要拡大に対応すべく、受入・貯蔵能力増強のため、新たに大型サイロ2基(計 51,900 トン)を増設することを決定しました。

<投資の概要>

建設地:米国カリフォルニア州 ストックトン市 CPC ストックトンターミナル内
投資設備:29,300 トンサイロ1基、22,600 トンサイロ1基及び受入設備一式
投資金額:40 百万ドル
完成時期:2026 年 2 月(予定)

<CPC の概要>

名称 CalPortland Company
所在地 1490 Rubidoux Boulevard, Jurupa Valley, CA U.S.A.
代表者の役職・氏名 取締役社長 Allen Hamblen
事業内容 セメント、生コン、骨材、アスファルト製造および販売
出資構成 当社子会社による 100%出資
セメント生産拠点 カリフォルニア州:モハベ工場、オログランデ工場、レディング工場 アリゾナ州:リリトー工場

<CPC 工場および主要ターミナル配置図>

※セメンティシャスマテリアル:セメント製造時のクリンカ代替あるいはコンクリートの性能を改善する混和材として利用される材料であり、産業副産物として高炉スラグやフライアッシュ、天然材料として石灰石やポゾランなどがある。

<本件に関するお問い合わせ先>

太平洋セメント株式会社 総務部IR広報グループ
TEL.03-5801-0334 FAX.03-5801-0344
e-mail.ir-com@taiheiyo-cement.co.jp

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