【調査】「中退(中退検討)前に得られていれば、中退しなかったと思うサポート」 1位:教員からの学習支援

2024/06/28  株式会社 ジェイック 

【調査】「中退(中退検討)前に得られていれば、中退しなかったと思うサポート」 1位:教員からの学習支援

2024/06/28

プレスリリース

報道関係者各位

JAIC

2024.6.28

「中退(中退検討)前に得られていれば、中退しなかったと思うサポート」

―1位:教員からの学習支援、キャリア教育サポートは高校時代に需要高―

株式会社ジェイックが運営する中退者専門の就職支援サービス「ジェイック 中退就職カレッジ🄬」は、「ジェイック 中退就職カレッジ🄬」の受講生に対して行った中退に関するアンケート結果を発表します。(総回答者325名*、調査日2023年4月1日-2024年3月31日/*設問により回答者数は異なる)

「2023年度 中退データ集」資料ダウンロード はこちらから:2023年度中退データ集

■大学や専門学校への進学理由:1位「なんとなく/親や先生に言われて/進学するのが当たり前だと思った」(39.8%)

「大学や専門学校への進学理由」を質問したところ、「なんとなく/親や先生に言われて/進学するのが当たり前だと思った」が39.8%、「資格を取りたかった/就活に有利になると思った/仕事に役立つと思った」が21.7%、「教養を身に着けたい/勉強や研究をしたいと思った」が19.6%、「学歴が欲しかった」が15.2%、「自由な時間が欲しかった」が3.7%となりました。

■入学後何年目に中退したか:1年目~3年目での中退が、直近3年で増加傾向にあり

「実際に中退をしたのは(する予定なのは)入学後何年目か」を質問したところ、「1年目」が15.6%、「2年目」が24.3%、「3年目」が23.1%、「4年目」が20.9%、「5年目」が10.9%、「6年目」が3.4%、「7年目」が1.6%、「8年目」が0.3%となりました。

2021年度・2022年度の調査結果と比較すると、「1年目」「2年目」「3年目」はそれぞれ1.9~5.7ポイント増加している一方で、「5年目」「6年目」「7年目」「8年目」はそれぞれ1.5~5.3ポイント減少していることから、中退する年次が早期化している傾向が見受けられました。

■中退理由:1位「授業内容に興味が持てなかった」(27.9%)、2位「留年した」(22.8%)

「中退理由」を質問したところ、「授業内容に興味が持てなかったから」が27.9%、「留年したから」が22.8%、「経済的事情・家庭問題」が17.9%、「授業についていけなかったから」が14.8%、「体調不良」が7.2%、「サークルや部活、バイト等に熱中したから」が4.5%、「気の合う友人がいなかったから」が4.1%、「同期や友人が就職・卒業したから」が0.7%となりました。

■中退(中退検討)前に得られていれば、中退しなかったと思うサポート:
1位「学習支援(教員や職員等からの)」(37.8%)、2位「心理相談(教員や職員等との)」(29.9%)

「中退(中退検討)前に得られていれば、中退しなかったと思うサポート」を2つまで選択可で質問したところ、「学習支援(教員や職員等からの)」が37.8%、「心理相談(教員や職員等との)」が29.9%、「高校でのキャリア教育(大学進学~卒業~就職までを見据えた)」が28.4%、「経済支援(授業料免除、給付奨学金など)」が27.4%、「心理相談(学外の臨床心理士等の専門職との)」が25.9%、「大学等学内でのキャリア相談」が19.4%、「大学等学内でのキャリア教育(大学卒業~就職までを見据えた)」が16.4%、「学習支援(学外の機関等からの)」が14.9%となり、進学や就職等を考えるキャリア教育については、大学よりも高校での実施に需要があることがわかりました。

今回の調査結果について、18年以上にわたり若年層の就職支援に携わっている、当社執行役員の柳井田は次のように述べています。

「今回の調査で、『中退(中退検討)前に得られていれば、中退しなかったと思うサポート』は、『教員や職員からの、学習支援や心理相談』、『大学進学~卒業~就職までを見据えた、高校でのキャリア教育』が上位にランクインし、キャリア教育については、大学よりも高校での実施に需要があることがわかりました。

大学等への進学理由に『なんとなく/親や先生に言われて/進学するのが当たり前だと思った』が1位に、また中退理由では『授業内容に興味が持てなかったから』が1位になったことからも、大学生活や、その先の就職をイメージできていないまま、進路選択してしまっている高校生が一定数いることが考えられます。中学生・高校生の時から、自身の将来について考える、業界や職種について学ぶ機会を作るといった早期の『キャリア教育』を丁寧に行うことが、個人に合った進路決定や中退予防に繋がると言えるでしょう。

また大学では、教員や職員からの学習支援や心理相談を気軽に受けられる機会を設けたり、そのような機会があることを告知し学生の認知を広げたりすることが、中退予防において重要です。」

ジェイック執行役員カレッジ事業部長 柳井田 彰
18年以上若年層の就職支援、中堅・中小企業の採用支援に従事する中で、国家資格2級キャリアコンサルティング技能士も取得。採用コンサルティングやキャリア形成に関するセミナーにも数多く登壇。また現在は、AIを活用した面接練習アプリ「steach🄬」の開発責任者も務める。

【調査概要】
調査名称 :中退者、中退予定者に対するアンケート
調査対象 :当社サービス「ジェイック 中退就職カレッジ🄬」受講生
調査期間 :〈2023年度調査〉2023年4月1日-2024年3月31日
調査方法 :Webアンケート
総回答者数:〈2023年度調査〉325名*(*設問により回答者数は異なる)

「2023年度 中退データ集」資料ダウンロードはこちらから:2023年度中退データ集

【2023年度 中退データ集の調査項目】
・現在の状態
・中退した(予定の)学校の種類
・大学や専門学校への進学理由(※)
・奨学金について
・留年をしたことがあるか(※)
・留年理由(※)
・中退理由(※)
・中退を考え始めたのは入学後何年目か(※)
・実際に中退をしたのは(する予定なのは)入学後何年目か(※)
・中退について誰に相談したか
・中退(中退検討)前に得られていれば、中退しなかったと思うサポート
・就職しようと思った理由・きっかけ(※)
・就職活動をどのように進めようと思っていたか
・新型コロナウイルスがなければ中退をしていなかったと思うか
・新型コロナウイルスにより受けた影響
※印の項目は、文系理系別の集計結果も公表しております。

■「ジェイック 中退就職カレッジ🄬」概要
「ジェイック 中退就職カレッジ🄬」は、大学・大学院・短大・専門学校の中退者、中退を検討している方に特化した就職支援サービスで、無料の就職講座から、最大20社の優良企業との集団面接会までをワンストップで提供しています。無料の就職講座では、中退の経歴を強みにできる自己PRの作り方や、面接の受け方、ビジネスマナーなどを学べるカリキュラムを用意。受講者は、中退の経験を強みと捉え、自信や自己効力感を得て正社員就職を目指すことができます。

▶詳細URL:https://www.jaic-college.jp/second/

■会社概要
社名 :株式会社ジェイック
代表取締役:佐藤 剛志
設立 :1991年3月
資本金 : 2億6,205万円(2024年1月末現在)
本社所在地:東京都千代田区神田神保町1-101 神保町101ビル6F(東京本社・受付)
事業所 :東北、名古屋、大阪、福岡オフィス、熊本オフィス、上海ジェイックマイツ
事業内容 :フリーター・既卒・第二新卒者向けの就職・採用支援サービス「ジェイック 就職カレッジ(R)」
中退者の就職・採用支援サービス「ジェイック 中退就職カレッジ(R)」
新卒学生の就職・採用支援サービス「新卒カレッジ(R)」
新卒スカウトサイト「Future Finder(R)」
企業向け教育研修事業
URL :https://www.jaic-g.com/
既卒向け就職支援サービス:https://www.jaic-college.jp/
新卒向け就職支援サービス:https://shinsotsu.jaic-college.jp/lp/2023/
企業向け採用支援サービス:https://www.jaic-g.com/service/adoption/
企業向け教育研修サービス:https://www.jaic-g.com/service/education/
採用×教育チャンネル 「HRドクター」:https://www.hr-doctor.com/

【お問い合わせ先】 株式会社ジェイック 担当:松尾
E-mail: info@jaic-g.com TEL 03-5282-7600 FAX 03-5282-7607

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