東レ(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施-4回連続で最高ランクの格付を取得-

2024/06/28  株式会社 日本政策投資銀行 

東レ(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施-4回連続で最高ランクの格付を取得-

2024/06/28

  • 融資
  • 関東・甲信

株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、東レ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:大矢光雄、以下「東レ」という。)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

「DBJ環境格付」融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化し、優れた企業を選定するという世界で初めての融資メニューです。

東レは、「わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」という企業理念の下、「Innovation by Chemistry」をスローガンとして、社会におけるさまざまな課題の解決に向けて、高度な環境・CSR経営を実践しています。

今回の格付では、従前3回の格付においても高く評価してきた経営戦略とCSRの一体的な取り組みを更に進化させた以下の取り組みにつき特に高く評価しました。

(1) 環境を含むサステナビリティ課題に貢献する事業・製品群について、従前のGR 事業に医療や公衆衛生等に貢献するLI 事業を加えSI 事業として再構築し、また係るSI 事業を成す製品の認定プロセスに複数部署及び経営層が関与する体制を確立した上で、SI 事業を「東レグループ サステナビリティ・ビジョン」を実現するグループの成長領域と位置付け、全社横断的且つ質を担保しながら事業推進している点
(2) 設備投資における環境負荷を含めた投資採算性向上に向けてインターナルカーボンプライシング制度を新たに導入するとともに、社内の研修や広報を拡充しながら環境課題への貢献意識の全社的な醸成を図ることで、前述の事業を通じた貢献と生産活動における気候変動対策の両輪をもって、カーボンニュートラルをはじめとする2050 年の4 つの世界を目指し数値目標の見直しを行いながら全社的な取り組みを加速している点
(3) 主要サプライヤーを対象に東レグループCSR 調達方針に基づくアンケート調査を実施し、評価を踏まえたフォローアップによる実効性あるマネジメントの継続や人権リスクのエリア・業種別分析に活用するほか、提携する戦略的パートナーとリサイクル原料を用いた製品化を開発段階から協業するなど、持続可能なサプライチェーンの構築や資源の有効活用の最大化に取り組んでいる点

その結果、東レは、「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を4回連続で取得することになりました。

DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

【お問い合わせ先】
企業金融第1部 電話番号 03-3244-1680

関連業界