米国CalPortland CompanyによるSolidia Technologies社との特許ライセンス契約の締結について

2024/06/28  太平洋セメント 株式会社 

2024年6月28日

米国 CalPortland Company による Solidia Technologies 社との
特許ライセンス契約の締結について


太平洋セメント株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:田浦良文)の連結子会社である CalPortland Company(本社:米国カリフォルニア州、以下、CPC)は、SolidiaTechnologies 社(本社:米国テキサス州、以下、Solidia 社)との間で、セメント・コンクリート製造における CO2排出量削減に関する特許のライセンス契約を締結しました。

太平洋セメントグループでは、2050 年までにサプライチェーン全体でカーボンニュートラルを実現する「カーボンニュートラル戦略 2050」を打ち出し、既存技術の最大活用により 2030 年までに 2000 年比で CO2排出原単位 20%以上の削減と、CO2分離回収と利用に係る革新技術の開発を完了させる移行計画を掲げています。CPC においても、PCA(米国セメント協会)の「カーボンニュートラルへのロードマップ」に参画し、セメンティシャスマテリアル事業の拡大や混合セメント化の推進に加え、産官学共同による開発やスタートアップ企業の技術取得の検討などによる革新的技術の開発・導入を進めてきました。

このような中、CPC はテキサス州に本社を置く低炭素セメント・コンクリートのパイオニアである Solidia 社との間で、セメント・コンクリート製造における CO2排出量削減に関する特許のライセンス契約を締結しました。本契約により、CPC は自社の事業領域である米国西部(ワシントン州・オレゴン州・カリフォルニア州・アリゾナ州・ネバダ州・アイダホ州)において Solidia 社の技術を使用し、低炭素ソリューションの開発・導入を進めることが可能となります。CPC は 2024 年 2 月に新たに「炭素削減チーム」を設置し、脱炭素化に向けた取り組みを強化してきましたが、本契約もその取り組みの一つであります。

太平洋セメントグループでは、カーボンニュートラル技術開発はセメント産業の将来につながる最重点課題であるとともに、成長戦略の一つと位置付けています。本事業などの革新的な技術開発により、2050 年までのサプライチェーン全体としてのカーボンニュートラル実現に向けた取り組みをさらに加速させてまいります。

<本件に関するお問い合わせ先>
太平洋セメント株式会社 総務部IR広報グループ
TEL.03-5801-0334 FAX.03-5801-0344
e-mail.ir-com@taiheiyo-cement.co.jp

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