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研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)実装支援(返済型)SORA Technology株式会社への開発支援の決定について

2024/07/01  科学技術振興機構(JST) 

科学技術振興機構報 第1701号

令和6年7月1日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)

研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)実装支援(返済型)
SORA Technology株式会社への開発支援の決定について

ポスト

JST(理事長 橋本 和仁)は、研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)実装支援(返済型)の2023年度募集における開発課題を選定し、SORA Technology株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役 金子 洋介)への開発支援を決定しました。

本制度は、大学等の研究成果(技術シーズ)の社会実装を目指すベンチャー企業等を対象に、革新的な製品・サービス創出に向けた実用化開発を開発費の貸し付けにより支援するものです。出資と異なり、株式を発行せずに調達可能な資金として無利子で利用できます。

SORA Technology株式会社は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)に所属する長谷川 克也 研究員らの研究成果を用いて、UAV(通称ドローン)の空撮情報およびAIの画像処理技術により、マラリアを始めとした感染症対策サービスの事業化を目指しています。具体的には、マラリアを媒介するハマダラカ(蚊)が成虫になる前に個体数を減らす「幼虫源管理(LSM)」を実現するために、本制度の支援により、UAVの空撮で得られた地表面の情報から、水たまりの位置と特徴(大きさ、温度、深さなど)を抽出した上で、幼虫であるボウフラ発生リスクの高い水たまりのみを検出するAIを開発します。加えて、AIで検出した水たまりへの移動経路・駆除剤散布量の提案などを通じて、散布作業者を支援するLSMアプリを開発します。

なお、本制度では、外部専門家で構成される評価委員会にて、技術シーズの新規性・優位性、イノベーション創出の可能性、研究開発の目標・計画、事業化の可能性、財務状況などの観点を踏まえ、応募相談・選考を行い、開発支援を決定しました。

<プレスリリース資料>

  • 本文 PDF(354KB)

<お問い合わせ先>

  • 科学技術振興機構 スタートアップ・技術移転推進部

    〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町
    下田 修(シモダ オサム)
    Tel:03-5214-8995 Fax:03-5214-0017
    E-mail:jitsuyokajst.go.jp

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