循環型社会の実現を目指し、再生資材を提供する勢濃工業株式会社に対し、ポジティブ・インパクト・ファイナンスでサポート

2024/07/01  株式会社 商工組合中央金庫 

2024 年 7 月 1 日
商工中金

循環型社会の実現を目指し、再生資材を提供する勢濃工業株式会社に対し、 ポジティブ・インパクト・ファイナンスでサポート

商工中金は、サステナブルファイナンスなどの取組みを通じ、お客さまのサステナブル経営および持続可能な社会の実現に貢献していきます。

商工中金(岐阜支店)は、勢濃工業株式会社(本社:三重県桑名市、代表者:伊藤 博文)に対し、サステナブル経営に必要な資金 1 億 5,000 万円を融資しました。本融資については、ポジティブ・インパクト・ファイナンス(※)を適用しています。 同社グループは、岐阜県と三重県に採石場を有しており、東海地方三県を中心に、骨材や生コンクリートの製造、建設資材等の販売等を手掛けています。製品の開発から製造、販売まで一貫して対応できる点が特長です。

今回同社は、再生資材の普及や CO2 排出量の削減等の取組みを通じて、一層の成長を図るため、サステナビリティに関する KPI(注)を設定。環境経営を通じて、経営の持続可能性を高め、経済的価値の向上のみならず、社会的価値の向上や働き手の幸せを実現していきます。(注)同社KPI 詳細は、商工中金 HP 掲載のポジティブ・インパクト・ファイナンス評価書」をご覧ください。

商工中金は、現地訪問や経営者との対話を通じた綿密な事業性評価を行い、株式会社商工中金経済研究所と連携してインパクト評価を実施。株式会社日本格付研究所(JCR)より第三者意見書を取得し、同社の強みと課題そして目標(KPI)を共有。同社の企業価値向上のために必要な資金をポジティブ・インパクト・ファイナンスにて融資するとともに、目標達成に向けた取組みをサポートし、伴走支援していきます。 商工中金は、持続可能な社会の実現に向けて、中小企業の皆さまのサステナブル経営の取組みを積極的にサポートしてまいります。

【勢濃工業株式会社の概要】

所在地 三重県桑名市多度町御衣野 1656
代表者 伊藤 博文
業種
砂利・砂、砕石の製造・販売 生コン、コンクリート二次製品、セメント等の建設資材販売
資本金 2,600 万円
従 業 員 数 49 名(2024 年 5 月時点) 設
立 1962 年 4 月

(※)「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」について

ポジティブ・インパクト・ファイナンスとは、企業活動が環境・社会・経済に対して与えるインパクト(ポジティブな影響・ネガティブな影響)の包括的な分析・評価、サステナビリティに関する目標設定とモニタリング、及び資金供給を通じ、企業の「社会的価値」「働き手の幸せ」「経済的価値」を総合的かつ持続的に高めていくことを企図した「伴走支援型融資」です。

本融資スキームは、国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)が公表したポジティブ・インパクト金融原則に準拠しており、商工中金および商工中金経済研究所がインパクト評価書を作成し、セカンドオピニオンとして(株)日本格付研究所より第三者意見書を取得しています。

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