地域金融機関と協調し、四国全域で自動販売機事業を展開する株式会社ウエストアライアンスをポジティブ・インパクト・ファイナンスでサポート

2024/07/01  株式会社 商工組合中央金庫 

2024 年 7 月 1 日

商工中金

地域金融機関と協調し、四国全域で自動販売機事業を展開する
株式会社ウエストアライアンスを
ポジティブ・インパクト・ファイナンスでサポート

商工中金は、サステナブルファイナンスなどの取組みを通じ、お客さまのサステナブル経営
および持続可能な社会の実現に貢献していきます。

商工中金(高松支店)は、株式会社ウエストアライアンス(本社:香川県高松市、代表者:豊永 大輔)に対し、高知銀行と協調融資し(※1)、サステナブル経営に必要な資金 1 億円を融資しました。本融資については、ポジティブ・インパクト・ファイナンス(※2)を適用しています。

(※1)商工中金は、2023 年 2 月に高知銀行と「サステナブルファイナンス業務における連携・協力に関する覚書」を締結しています。

同社は、四国全域において、自動販売機による清涼飲料の販売や同機の管理・メンテナンスを手掛けています。地域特産品を自販機で販売するなど、地域経済の活性化にも積極的に取り組んでいます。

今回同社は、、空容器の回収率の向上や自動販売機の集約提案による消費電力の削減等の取組みを通じて、一層の成長を図るため、サステナビリティに関する KPI(注)を設定。環境経営を通じ、経営の持続可能性を高め、経済的価値の向上のみならず、社会的価値の向上や働き手の幸福度向上を実現していきます。

(注)同社 KPI 詳細は、商工中金 HP 掲載のポジティブ・インパクト・ファイナンス評価書」をご覧ください。

商工中金は、現地訪問や経営者との対話を通じた綿密な事業性評価を行い、株式会社商工中金経済研究所と連携してインパクト評価を実施。株式会社日本格付研究所(JCR)より第三者意見書を取得し、同社の強みと課題そして目標(KPI)を共有。同社の企業価値向上のために必要な資金をポジティブ・インパクト・ファイナンスにて融資するとともに、目標達成に向けた取組みをサポートし、伴走支援していきます。

商工中金は、持続可能な社会の実現に向けて、中小企業の皆さまのサステナブル経営の取組みを積極的にサポートしてまいります。

【株式会社ウエストアライアンスの概要】
所 在 地 香川県高松市郷東町 796 番地 85
代 表 者 豊永 大輔
業種 自動販売機による食料・飲料卸売業
資 本 金 2,000 万円
従 業 員 数 53 名(2024 年 2 月時点)
設立 1977 年 4 月

(※2)「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」について
ポジティブ・インパクト・ファイナンスとは、企業活動が環境・社会・経済に対して与えるインパクト(ポジティブな影響・ネガティブな影響)の包括的な分析・評価、サステナビリティに関する目標設定とモニタリング、及び資金供給を通じ、企業の「社会的価値」「働き手の幸せ」「経済的価値」を総合的かつ持続的に高めていくことを企図した「伴走支援型融資」です。

本融資スキームは、国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)が公表したポジティブ・インパクト金融原則に準拠しており、商工中金および商工中金経済研究所がインパクト評価書を作成し、セカンドオピニオンとして(株)日本格付研究所より第三者意見書を取得しています。

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