チリ国Mantoverde銅鉱山の銅精鉱生産開始について

2024/07/01  三菱マテリアル 株式会社 

プレスリリース

2024年7月 1日

三菱マテリアル株式会社

チリ国Mantoverde銅鉱山の銅精鉱生産開始について

三菱マテリアル株式会社が30%の権益を取得しているチリ国Mantoverde鉱山においてこのたび、銅精鉱の生産が開始されました。
本鉱山は1995年にリーチングとSX-EW法(*)を用いて電気銅の生産を開始、操業を続けてまいりました。深部の硫化鉱の開発プロジェクトにおける選鉱場などの主要な建設工事が完了し、銅精鉱の生産が開始され、今後は設備のランプアップ(立ち上げ)を進め今年度第2四半期中のフル生産を見込んでいます。
当社は銅生産の30%を引き取る権利を有しています。また、生産される銅精鉱は不純物が少ないクリーン鉱と見込まれ、2041年までの長期間にわたり銅資源の安定供給が期待されます。
(*)SX-EW:Solvent extraction and electrowinning 溶媒抽出と電解採取の2段階からなる湿式製錬プロセス

当社グループは「人と社会と地球のために、循環をデザインし、持続可能な社会を実現する」ことを私たちの目指す姿と定めています。目指す姿の実現に向け、資源循環の拡大、高機能素材・製品供給の強化に取り組んでまいります。

本プロジェクトの概要

権益保有者
当社(30%)、Capstone Copper社(70%)
位置および地勢
チリ国北部アタカマ地域、海岸まで約50km、標高880m
砂漠帯で降雨量が非常に少ないが、海水淡水化設備を保有
資源量(金属量)
570万t
可採鉱量(金属量)
210万t
採屈法
露天掘り
銅生産量
山命計170万t
山命
2041年

【関連リリース】

2021年2月12日
チリ国Mantoverde銅鉱山の権益取得完了に関するお知らせ
URL:https://www.mmc.co.jp/corporate/ja/news/press/2021/21-0212a.html

以上

<本件に関するお問い合わせ>

コーポレートコミュニケーション室:03-5252-5206

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