2024 年７月１日
PTヴァーレ・インドネシア株式の一部売却と同社新株引受権譲渡の完了について
住友金属鉱山株式会社（本社：東京都港区）とヴァーレ・カナダ（VCL：Vale Canada Limited、本社：トロント）は、2024 年２月 26 日に合意した枠組み契約に基づき、住友金属鉱山と VCL が保有するインドネシア共和国の PT ヴァーレ・インドネシア（PTVI：PT Vale Indonesia Tbk.、本社：ジャカルタ）の株式の一部をインドネシアの PT ミネラル・インダストリ・インドネシア（MIND ID：PT MineralIndustri Indonesia (Persero)、本社：ジャカルタ）に売却するとともに、PTVI から住友金属鉱山とVCL に割り当てられた新株引受権を MIND ID に譲渡する手続きを進め、2024 年６月 28 日に株式の一部売却と新株引受権の譲渡が完了しました。
本取引によって、各社の PTVI 出資比率は、MIND ID が 20.0%から約 34.0%に、VCL が 44.4%から約 33.9%に、住友金属鉱山が 15.0%から約 11.5%になります。また、住友金属鉱山の譲渡額は約85 億円となりますが、株式簿価の評価等により連結業績への影響は軽微です。
住友金属鉱山は、PTVI が運営するソロワコ鉱山の年間生産量の 20％を購入する権利・義務を保有しており、本取引完了後も従来と同量のニッケル原料（ニッケルマット）を同鉱山から調達します。
PTVI の操業に関する PTVI とインドネシア政府間の鉱業事業契約は 2025 年 12 月が有効期限となっており、PTVI が 2026 年以降も操業を継続するためには特別鉱業事業許可を取得する必要がありました。
特別鉱業事業許可を取得するための条件の 1 つとして PTVI への出資の 51%以上をインドネシア資本とすることが求められており、本取引はこの条件を満たすためのものとなります。
住友金属鉱山は、今後もニッケルの安定供給を実現するサプライチェーンの構築に努めてまいります。
以上
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