「金融機関向けパーソナライズレコメンドプラットフォーム」を提供開始~スピーディかつ低コストでAIマーケティングや広告事業を実現~

2024/07/11  株式会社 日立ソリューションズ 

「金融機関向けパーソナライズレコメンドプラットフォーム」を提供開始

~スピーディかつ低コストでAIマーケティングや広告事業を実現~

2024年7月11日
株式会社日立ソリューションズ・クリエイト

 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト(本社:東京都品川区、取締役社長:南 章一、以下、日立ソリューションズ・クリエイト)は、日本で初めて Flybits, Inc.(本社:カナダ、CEO 兼 Co-Founder:Hossein Rahnama/以下、Flybits 社)と、モバイルアプリ向けパーソナライズレコメンドプラットフォームである「Flybitsソリューション」の販売代理店契約を締結し、本日から「金融機関向けパーソナライズレコメンドプラットフォーム」として販売開始します。
 本サービスを活用することで、金融機関はスピーディかつ低コストでAIマーケティングや広告事業を実現でき、アプリ利用者に向けて、パーソナライズ(個々に最適化)された関心の高い情報の通知が可能となります。金融商品の効果的なプロモーションにより顧客接点を創出することで、エンゲージメント向上を支援します。

 近年、モバイルPay事業を中心にモバイルアプリによるサービス提供が一般化する一方、提供サービスが限られる金融業界は、顧客接点(顧客データ)の減少や金融商品のプロモーション機会の減少という、業界全体の課題に直面しています。また、銀行業界においては、銀行法改正により広告業への参入が広まる中、ステークホルダーに対して、より効果的な媒体サービスを提供していく役割を求められています。
 こうした中、金融機関がモバイルアプリを活用して顧客接点を増やし、利用者ごとに関心の高い情報を効果的に提供していくためには、セキュリティの確保や提供スピード、専門人材の確保といった課題への対処が必要となっています。

 日立ソリューションズ・クリエイトは、これまで幅広い金融機関に対して、システム開発やシステム運用サービスを提供し、お客さまの事業継続とビジネスの成長を支えてきました。
 その中で見えてきた上記の課題解決に向け、このたび、「Flybitsソリューション」の販売代理店となり、「金融機関向けパーソナライズレコメンドプラットフォーム」として販売を開始します。
 「Flybitsソリューション」は、既存のモバイルアプリに組み込むことで、モバイルアプリユーザーの現在の興味・関心にマッチするパーソナライズされたプッシュ通知や広告表示を行い、アプリ利用者の反応からレポーティングデータを自動分析、自動チューニング(ユーザーの興味・関心の高い配信へ最適化)できるという特長があります。また、金融機関が個々のアプリ利用者向けに最適化された広告表示を容易に実現するためのテンプレートが標準装備され、クラウドによるSaaS提供ながら、GDPR(EU一般データ保護規則)に準拠したセキュリティを確保しており、北米の著名金融機関への採用実績、運用実績を多数有しています。
 日立ソリューションズ・クリエイトは、これまで金融機関へのシステム導入を通じて培ってきたスキルやノウハウを生かし、「金融機関向けパーソナライズレコメンドプラットフォーム」を国内で広く提供することで、金融機関におけるモバイルアプリ向けマーケティングの課題解決に貢献していきます。
 さらには、本サービスの活用により、地域金融機関などにおいても人的リソースを大幅に増強することなく広告事業への対応が可能となるため、地場企業に対し、ブランディングやプロモーションの側面でも支援できるようになり、地域活性化などの効果も期待できると考えています。

「金融機関向けパーソナライズレコメンドプラットフォーム」の導入メリット

1. パーソナライズされた広告により、エンゲージメント向上

 これまで顧客へのアプローチ内容やタイミングなどは、一律、または、担当者が膨大なデータを時間やコストをかけて分析してカスタマイズする必要がありましたが、本サービスでは、金融機関向けに設計された各機能(管理・マーケティングポータル機能)を用いることで、これまではアクセスが難しかった金融機関内外の多くのデータ(保有データ、デバイスデータ)を用いて、自動で分析・最適化ができるため、顧客ニーズに合わせてパーソナライズされた関心の高い情報の通知が可能となります。また、既存のテンプレートを用いて、広告コンテンツのデザイン・作成、高度な通知設定を、ノーコードでこれまでよりも容易に、マーケティング担当者自身で行うことが可能になります。これにより、コスト削減とエンゲージメント向上効果が期待できます。

2. 可視化したマーケティング結果を基に、自動でレポートデータの分析や予測・チューニングが可能

 通知や広告へのレスポンス(レスポンスレポーティングデータ)はグラフィカルに把握ができるだけでなく、AIエンジンによりレスポンス予測までが可能です。そのため、IT人材やデータ分析の専門家を必要とせず、マーケティング担当者の直感的な操作のみで、ターゲットやエンゲージメントの最適化・自動化まで可能になります。

≪「金融機関向けパーソナライズレコメンドプラットフォーム」の概要≫


SDK:「Software Development Kit」の略。特定のシステムに適応したソフトウェアを効率的に開発するために準備された、プログラムや開発書などの開発ツールをひとまとめにしたもの。

「金融機関向けパーソナライズレコメンドプラットフォーム」の内容・価格

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