「AIサービス提供者・利用者向けサイバーセキュリティ対策支援サービス」の提供を開始

 NEWS RELEASE

2024年7月12日
株式会社ブロードバンドセキュリティ
兼松エレクトロニクス株式会社

「AIサービス提供者・利用者向け
サイバーセキュリティ対策支援サービス」の提供を開始
～AIのリスクを正しく認識し、安全安心な利活用によりビジネスを拡大～

情報セキュリティコンサルティングなどセキュリティに特化したサービスを提供する株式会社ブロードバンドセキュリティ（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：滝澤 貴志、以下 BBSec）は、AI時代に対応した各種サイバーセキュリティ対策支援を開始することをお知らせします。

概要

AI技術の進化は私たちの生活やビジネスに恩恵をもたらす一方で、新たな脅威も生じています。AIを利用したサイバー攻撃は高度化し、マルウェアやフィッシングが巧妙になっています。ディープフェイクを使った詐欺や偽情報の拡散も増加しています。また、AIのデータ解析能力向上により、個人情報・知的財産・機密データの不正利用リスクやプライバシー侵害の懸念も増大しています。さらに、倫理的・社会的影響から、今後様々な法規制への対応も必要となることが予想されます。

2024年4月に経済産業省と総務省は、生成AIの普及を始めとする近年の技術の急激な変化などに対応し、AIの安全安心な活用を促進することを目的に「AI事業者ガイドライン（第1.0版）」を発表しました。BBSecは、このガイドラインに基づいたAI提供者およびAI利用者向けのサイバーセキュリティ対策支援サービスの提供を順次開始します。

サービス内容

1. AIサービス提供者向けセキュリティガイドライン整備支援
   AIサービス提供者に求められるセキュリティ要件を明示したガイドライン（実践規範）のひな形の提供と、お客様の事業に合わせた整備を支援します。ひな形には、リスク分析と対策、適正利用のための情報提供、AIシステム・サービスの構成やデータに含まれるバイアスへの配慮、プライバシー保護の要件、セキュリティ・脆弱性対策、システムアーキテクチャの文書化、ステークホルダーと利用者への説明責任と情報開示などが含まれます。
2. AIサービス利用者向けセキュリティガイドライン整備支援
   AIサービス利用者に求められるセキュリティ要件を明示したガイドライン（実践規範）のひな形の提供と、お客様の事業に合わせた整備を支援します。ひな形には、安全に配慮した適正利用、入力データ・プロンプト・出力結果に含まれるバイアス配慮、個人情報保護、プライバシー侵害への配慮、セキュリティ脆弱性の理解、ステークホルダーへの説明責任などが含まれます。
3. AIサービス提供者向けセキュリティアセスメントサービス
   AIサービス提供者に求められるセキュリティ要件に対する対策状況を包括的に評価し、今後の強化に向けた対策ロードマップ案を策定します。アセスメント項目には、規程の整備、AIサービスへのアクセス制御と認証、定期的なセキュリティ監査と脆弱性評価、AIモデルの透明性と説明可能性、データ保護とプライバシーの公開、インシデント対応計画、セキュリティ教育の実施などが含まれます。
4. AIサービス利用者向け情報セキュリティ教育サービス
   AIサービス利用に際し知っておくべき最新のセキュリティ脅威、潜在的なリスク、適切な利用方法、セキュリティ対策について説明します。セキュリティ意識を高めることで、利用者がリスクを回避し、安心してAI技術を活用できるようサポートします。

BBSecは、「技術的な成長が指数関数的に続く中で、人工知能が人間の知能を大幅に凌駕する時点」であるシンギュラリティについて、本格的な転換の到来（プレシンギュラリティ）を2030年と予測し、来るべき転換点に向けてVision2030を定めております。「AI時代のセキュリティ」はBBSecのVision2030の大きな柱の一つであり、社会全体にとっても喫緊の課題であるとの認識のもと、サービス開発に努めています。

AI技術の恩恵を享受しつつ、進化するセキュリティ脅威に備えることが、デジタル社会の持続的発展の鍵となります。企業のAIリスクガバナンスを強化し、社会から信頼される安心・安全・公平なビジネスを築くためにBBSecのサービスをぜひご活用ください。

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