SCSKグループ技術戦略「技術ビジョン2030」を策定 ~「共創ITカンパニー」の実現に向けた取り組みを加速~

2024/07/12  SCSK 株式会社 

2024 年 7 月 12 日

SCSKグループ技術戦略「技術ビジョン 2030」を策定
~「共創 IT カンパニー」の実現に向けた取り組みを加速~


SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長:當麻 隆昭、以下 SCSK)は、SCSKグループが目指す「共創 IT カンパニー」の実現に向けた取り組みを加速するために、技術戦略「技術ビジョン 2030」を策定しました。

「技術ビジョン 2030」の推進により、先進デジタル技術の最大活用による事業構造の変革(デジタルシフト)や生成 AI の活用による飛躍的な生産性向上の実現を目指すとともに、蓄積してきた知財を活用した製品・サービス開発を推し進め、お客様や社会、生活におけるさまざまな課題解決に対応していきます。

「技術ビジョン 2030」 デジタルオファリング集団への変革

SCSKグループは、「2030 年 共創 IT カンパニー」に向けた経営方針に、「コア事業の高度化・拡大」「お客様のビジネス成長への貢献」「社会への新たな価値創出」を掲げています。これらの取り組みを加速するために、「技術ビジョン2030」では、“先進デジタル技術の最大活用”、“技術知財の活用・創出によるソリューションの開発・展開”、“お客様や社会の課題解決に向けた多様なステークホルダーとの技術共創”の3つを軸に“デジタルオファリング集団への変革”を推進するとともに、2030 年までに以下3つのゴールの達成を目指します。

① 先進デジタル技術と技術知財の活用によるデジタルオファリング事業比率 70%以上の実現
② 生成 AI を活用した「AI 駆動型開発」の 100%適用
③ 高度デジタル人材を 10,000 人に拡充

注力デジタル技術領域

「技術ビジョン 2030」では、「AI/データ活用」を軸とした注力デジタル技術領域を定めています。ビジネスやサービスの価値向上のために「AI/データ活用」・「クラウドネイティブ」・「UX デザイン」の融合、生成 AI を「生産技術」に適用した AI 駆動型開発による生産性向上の実現、また大きな社会課題である「サイバーセキュリティ」に対応するため、技術力の高度化・強化を進めていきます。さらに、研究開発組織を中心に、将来的に活用が期待される「先端技術」の選定や早期の事業適用に向けた取り組みを進めています。

デジタルケイパビリティの強化・拡充

当社グループのデジタルケイパビリティの強化に向けては、2023 年 9 月より全社横断のデジタル CoE(Center of Excellence)を「AI/データ活用」・「クラウドネイティブ」・「UX デザイン」領域で順次設置し、ノウハウの蓄積・展開や案件支援を進めています。また、高度デジタル人材の採用・育成のさらなる強化に取り組むとともに、オープンイノベーションによる外部企業・団体との技術協業・提携もさらに推進します。

SCSK技術戦略「技術ビジョン2030」の詳細は、下記URLからご覧ください。
https://www.scsk.jp/sp/technology_strategy/index.html

「技術ビジョン 2030」に向けた取り組み例

金融犯罪の検知・防止やクラウド型コールセンターサービスなど当社グループの製品・サービスへのAI適用を既に進めています。急速に普及する生成AIの活用に向けて、業務パートナーAIをはじめとするソリューション開発を進めるとともに、システムのライフサイクル全般に適用するAI駆動型開発に着手し、車載システムや業務アプリの開発において大幅な生産性向上に寄与することを実証できており、30以上のプロジェクトに適用しています。また、クラウドネイティブ開発支援サービスの提供やセキュリティ事業会社の設置など、デジタルビジネス推進・デジタルシフトに向けて取り組んでいます。

また、サイバーフィジカル空間に対応する技術開発としてのデジタルツインやデジタルヒューマン、将来的な量子技術の活用に向けた量子AIシミュレータの実現などの研究開発にも取り組んでおり、社会課題の解決につながる次世代ソリューションの創出も目指しています。一方、先進デジタル技術の活用においては、リスクやガバナンスへの対応が重要と考えており、当社グループでは生成AIの適切な利用のためのガイドラインや不正なプログラムコードの混入防止など、先進デジタル技術を安心・安全に活用できる環境整備も進めています。

SCSKグループのマテリアリティ

SCSKグループは、経営理念「夢ある未来を、共に創る」の実現に向けて、社会と共に持続的な成長を目指す「サステナビリティ経営」を推進しています。社会が抱えるさまざまな課題を事業視点で評価し、社会とともに成長するために、特に重要と捉え、優先的に取り組む課題を7つのマテリアリティとして策定しています。本取り組みは、「豊かな未来社会の創造」「安心・安全な社会の提供」「いきいきと活躍できる社会の実現」に資するものです。

・SCSKグループ、経営理念の実践となる 7 つのマテリアリティを策定

https://www.scsk.jp/corp/csr/materiarity/index.html

本件に関するお問い合わせ先
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
技術戦略本部 戦略企画部
E-mail: tsd-info@scsk.jp

【報道関係お問い合わせ先】
SCSK株式会社
サステナビリティ推進・広報本部 広報部 須田
TEL:03-5166-1150

※ 掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。

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