国内初、お客様の脱炭素化に向けた取り組み支援を目的とした、金融機関Enablerとしてのトランジションボンド・フレームワークの策定について

2024/07/12  株式会社 日本政策投資銀行 

国内初、お客様の脱炭素化に向けた取り組み支援を目的とした、金融機関Enablerとしてのトランジションボンド・フレームワークの策定について

2024/07/12

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株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、他者の脱炭素に向けたトランジションを可能にするための投融資を含む活動の原資を調達する主体(以下「Enabler」という。)として、トランジションボンド・フレームワーク(注1、以下「本フレームワーク」という。)を策定し、本日公表しました。

本フレームワークは、世界共通の課題、かつ持続可能な社会の実現にとって重要なものとしてDBJグループにおける最重要課題の一つと位置づけられる、気候変動対応を目的に、お客様の脱炭素に向けた取り組みを支援するための資金を調達するために策定されました。

DBJは2014年に本邦発行体として初めて国際資本市場協会(以下「ICMA」という。)「グリーンボンド原則」に適合したグリーンボンドを発行し、2015年からは毎年サステナビリティボンドを発行しています。今後新たに、本フレームワークに基づき、Enablerとして、トランジションボンドを発行する予定です。本フレームワークに基づき発行するトランジションボンドの資金使途は、トランジション・ファイナンスとしての適格性について第三者評価を取得したトランジションローン及び/又はトランジション・リンク・ローンです。なお、本フレームワークのICMA「クライメート・トランジション・ファイナンス・ハンドブック2023」等との適合性については株式会社日本格付研究所(以下「JCR」という。)より第三者評価(注2)を取得しています。また、本フレームワークの策定にあたっては、ストラクチャリング・エージェント(注3)である大和証券株式会社の助言を受けています。

DBJはトランジションボンド発行により、投資家様からのご支援のもと、お客様とのエンゲージメントを推進しつつ、社会全体の脱炭素化の促進に繋げ、日本の競争力を維持・強化し、お客様の成長に貢献して参ります。また、多排出産業のお客様による中長期的な移行計画に基づくGHG排出量削減につながる取り組みへの資金支援を行い、脱炭素化に向けて地域を含めたトランジションを進めることで、2050年までのGHG排出量ネットゼロの達成を目指します。

(注1)日本政策投資銀行(DBJ)トランジションボンド・フレームワーク https://www.dbj.jp/ir/credit/tr/
(注2)JCR クライメート・トランジション・ボンド・フレームワーク評価
https://www.jcr.co.jp/greenfinance (JCRホームページ)
https://www.dbj.jp/ir/credit/tr/ (DBJホームページ)
(注3)トランジションボンド・フレームワークの策定及び第三者評価取得のための助言等を通じて、トランジション・ファイナンスの支援を行う者

【お問い合わせ先】
財務部 電話番号 03-3244-1820

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