2024年「マンションストック長寿命化等モデル事業」に採択 ~マンション五反田の再生方針整理及び将来ビジョン策定で重要な一歩~

2024/07/12  株式会社 東急コミュニティー 

2024年7月12日

株式会社東急コミュニティー

2024年「マンションストック長寿命化等モデル事業」に採択 ~マンション五反田の再生方針整理及び将来ビジョン策定で重要な一歩~

株式会社東急コミュニティー(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:木村 昌平、以下「当社」)は、国土交通省が支援する「マンションストック長寿命化等モデル事業(※ 1)」の「先導的再生モデル・計画支援型(※2)」に、当社が管理受託している「マンション五反田」管理組合(東京都品川区)と協議の上応募した「管理不全に陥る懸念のある複合用途大規模マンションの再生方針整理及び将来ビジョンの策定」が採択されましたので、お知らせいたします。

本件採択は、東急不動産ホールディングスグループが掲げる全社方針「環境経営」のうち、重点課題「脱炭素社会」 「循環型社会」に貢献するものであり、令和4年度に続き当社管理受託物件において2件目の採択となります。

■本事業の取り組み背景
当社は、マンション五反田管理組合が抱えていた以下の課題に基づき、総合的なマンション再生検討の提案を行い管理組合と協議を重ねてまいりました。その結果、管理組合にてマンション再生検討の必要性をご理解いただき、本事業に応募し、今回のモデル事業採択に至りました。

①課題
マンション五反田は築45年が経過し、建物設備の老朽化や機能低下の顕在化、漏水の発生、長期修繕計画における修繕資金不足、特定緊急輸送道路沿道耐震性能不足物件である中で耐震改修の方針が定まらない等の課題がある状況でした。

当マンションは都心に位置し、主に単身者や少人数家族向けで非居住区分所有者割合が約1/3を占め、一般的なファミリーマンションと比べるとマンション管理への関心が薄くなる傾向にあります。このため、管理組合として組織的にマンションの将来に向けた検討が進められないまま、建物設備の老朽化や権利者の高齢化が進行すれば、再生の見通しが立たず管理不全に陥る懸念がありました。

以上の課題を踏まえ、当社は適時適切な計画修繕を安定的に実施できる環境整備、耐震化等管理組合として必要と認める性能向上工事を含めた機能更新のほか、長寿命化施策(計画)と建替え計画を比較検討することで、管理組合が主体的にマンション再生方針を整理し、将来ビジョンを策定することを支援することとしました。具体的な再生検討内容は、以下の通りです。

■東急不動産ホールディングスグループとしてのマンション再生支援
当社は総合不動産管理会社として、マンションが抱える課題に真摯に向き合っており、令和3年度より管理受託している高経年マンション管理組合向けに東急不動産ホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:西川 弘典、以下「東急不動産ホールディングス」 )と連携し「マンション再生検討支援サービス」の提供を開始、各管理組合の事情に応じたサービスを提供し、特に修繕積立金会計が潤沢とは言えない管理組合向けに、補助金・助成金を最大限活用したサービス提供を実施しています。

<支援サービス一例>
・「建替え」か「修繕」かのマンション再生方針整理支援
・大規模修繕工事の長周期化検討等を含めた修繕積立金会計の健全化支援
・建替え事業推進支援
・耐震化等性能向上工事検討支援


当社は、マンションストックにおける社会課題解決を図りながら、建物の長寿命化を実施することで大規模改修工事の回数を減らし、工事期間中に発生する廃棄物やCO?排出量の削減等、脱炭素化に向けた取り組みを展開しています。これらの取り組みにより、東急不動産ホールディングスグループが掲げる全社方針「環境経営」のうち、「脱炭素社会」「循環型社会」に寄与してまいります。

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.tokyu-com.co.jp/wp-content/uploads/2024/07/20240712.pdf

他の画像

関連業界