MIを用いた素材開発に必要な分子構造と物性値のデータベース作成システム「AutoMO」を開発

2024/07/11  HPCシステムズ 株式会社 

2024 年 7 月 11 日

HPC システムズ株式会社

MIを用いた素材開発に必要な分子構造と物性値のデータベース作成システム「AutoMO」を開発

HPC システムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 小野 鉄平、以下 HPC システムズ)は、械学習による高速な分子構造探索を可能にするデータベース作成システム「AutoMO」を開発しましたので、お知らせいたします。

AutoMO は Gaussian の入力ファイル作成と計算実行をし、計算された物性値のデータベースを作成します。AutoMO で作成されたデータベースは、独自開発の高機能材料設計支援ソフトウェア「M-EVO®」※の計算データベースとして利用することができます。

HPC システムズは、ソフトウェアや関連システムの開発・強化へより一層注力し、各分野の研究・開発を多面的に支援してまいります。

1.AutoMO とは
素材開発における分子構造と物性値のデータベースを作成するためには、分子構造を SMILES、mol、sdf 形式で入力し、Gaussian 16 で DFT 計算を行わなければなりません。こうしたすべてのステップにおいて化学と計算の知識が要求され、たったひとつの分子を計算するだけでも手間がかかります。機械学習用に大量の分子を計算するとなると、その手間は膨大なものになります。加えて、結果を整理する仕組みも準備しなければなりません。これらの煩雑な課題を丸ごと解決する計算支援ツールがAutoMO です。AutoMO で得られた物性値は、csv ファイルで保存し M-EVO®の計算データベースとして利用することができます。

※高機能材料設計支援ソフトウェア「M-EVO®」
当社独自開発の機械学習と計算化学技術を組み合わせ「逆問題・逆解析」の手法を用いて、所望の物性値からその条件を満たす分子構造の候補を導き出すマテリアルズ・インフォマティックスソフトウェア
https://www.hpc.co.jp/chem/m-evo/

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS98099/43213828/16ae/4d47/a5a2/285ee0091901/140120240711547316.pdf

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