MCPグループが運用する日本株ロング/ショート・ファンド・オブ・ファンズへの投資~新興資産運用事業者への運用委託を通じて資産運用立国の実現を後押し~ [第一生命]

2024/07/19  第一生命ホールディングス 株式会社 

2024 年7月 19 日

MCPグループが運用する日本株ロング/ショート・ファンド・オブ・ファンズへの投資
~新興資産運用事業者への運用委託を通じて資産運用立国の実現を後押し~

第一生命保険株式会社(代表取締役社長:隅野俊亮、以下「当社」)は、MCPグループ(グループCEO:越智哲生)が運用する、日本株ロング/ショート・ファンド・オブ・ファンズ「MCP Evolution Fund (Japan Equity Long Short Discovery Class)」(以下「本FoF」)に 100 億円の投資を実施しましたので、お知らせします。

本FoFは、日本株ロング/ショート戦略のヘッジファンドを運用する、複数の日系新興資産運用事業者(Emerging Managers、以下「EM」)を中心に運用委託し、長期・安定的な収益獲得を目指すとともに、EMへの成長資金供給を通じて、資産運用立国の実現を後押しすることを企図したものです。

当社はこれまで、伝統的資産との低相関を 追求し、リスク・リターンを補完することのできるヘッジファンドへの投資に 25 年以上にわたり取り組み、EMに 対しても、事業者の運用哲学・手法の妥当性・独自性 、運用体制等を総合的に評価して運用委託を行ってきました。こうして積み重ねてきた実績や知見をもとに、現在の運用環境を踏まえた更なる収益機会の開拓、国内株式市場の活性化、さらにEMの育成にも繋がる取組み(Emerging Managers Program:EMP)を検討し、今般MCPグループとの協業により、日本株ロング/シ ョート戦略を採用する本FoFへの投資を実現しました。

本FoFでは、MCPグループがこれまで培ってきたヘッジファンドに関する深い知見や、EMの発掘・運用委託の経験を活かし、市場で見落とされている優良銘柄や業績の転換点にある銘柄など、独自の視点で銘柄を選定しながら市場全体のリスクをヘッジするファンドを、バランスよく組み入れています。この手法によって、国内株 式市場との相関を抑制しつつ、幅広い投資機会を捕捉し、安定的な収益獲得とEMへの成長資金供給の両立が 期待されます。

第一生命グループは、アセットオーナーの立場からも、政府が掲げる資産運用立国の実現に繋がる取組みを積極的に推進しており1、当社を中心にEMへの運用委託やベンチャーキャピタル・スタートアップ企業への投資などで最大年 300 億円程度の投資・出資を行っていくこととしています。本FoFへの投資を含め、当社は今後も、資産運用収益の向上と成長資金の供給にも繋がる、資産運用手法の高度化・多様化に積極的に取り組んでいきま す。

1 https://www.dai-ichi-life-hd.com/newsroom/newsrelease/2023/pdf/index_032.pdf

MCPグループについて
MCPグループは、主にヘッジファンドのゲートキーパー業務2を行う資産運用事業者であり、ヘッジファンドに関する深い知見を有しています。香港、東京、シカゴにファンドのソーシング・デューディリジ ェンス3を行う拠点を持ち 、特に日本を含むアジアにおいては高いプレゼンスを持っています。2002 年にファンド・オブ・ファンズ・ビジネスを開始して以来、業歴が短い事業者であっても運用哲学・手法等が優れていれば積極的に選定するスタンスのもと、EMの発掘・運用委託を積極的に行っており、日本株ロング/ショート戦略だけでもこれまで数十にのぼるEMを発掘してきました。

【本FoFの概要】
ファンド名称
MCP Evolution Fund (Japan Equity Long Short Discovery Class)
運用会社
MCP Capital Management Limited (MCPグループ傘下の資産運用事業者)
投資対象
日本株ロング/ショート戦略を採用し、運用哲学・手法が分散された複数のヘッジファンド
当社投資額
100 億円

2 投資家のために、個別ファンドを評価し、ファンド・オブ・ファンズの運用等を行う専門家。
3 投資候補ファンドの発掘、及び投資可否を判断するために詳細な調査、分析、評価を行うこと。

関連業界