株式会社協栄電設に対する77サステナビリティ・リンク・ローン(包括評価型)の融資実行について

2024/08/05  株式会社 七十七銀行 

2024年8月5日

株式会社協栄電設に対する77サステナビリティ・リンク・ローン(包括評価型)の融資実行について

株式会社七十七銀行(頭取小林英文)は、株式会社協栄電設(代表取締役山﨑健一)に対して77サステナビリティ・リンク・ローン(包括評価型)を実行いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

当行では、今後とも、お客さまの多様な資金調達ニーズに積極的に対応し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。



1.案件概要
借入人
株式会社協栄電設(以下、「当社」といいます。)
本社
宮城県仙台市泉区向陽台二丁目21番地10号
業種
電気設備工事業
資金使途
本社事務所新築資金
SPTs(注1)
2023年8月決算期を基準に、売上高1百万円当たりの二酸化炭素排出量(Scope1+Scope2、注2)を2043年8月決算期までに50%削減する。
その他
サステナビリティ・リンク・ローン原則との整合性およびSPTsの妥当性について、七十七リサーチ&コンサルティング株式会社から第三者評価を取得しています。

注1.SPTsとは「SustainabilityPerformanceTargets」の略称で、社会の持続可能性に対する貢献度合いを客観的に測定するための目標のことです。
注2.Scope1とは、自社で製品の製造や燃料の消費により「直接排出」されたものであり、Scope2とは、他社から供給された電気等の消費により「間接排出」されたものです。

2.当社概要

当社は、宮城県仙台市に本社を置く1970年設立の電気設備工事業者で、一般電気工事(工場等のLED工事)や携帯電話基地局、防災・防衛関連の通信工事、家庭用および事業用の自家消費を目的とした太陽光発電設備の設置工事の他、蓄電池やエコキュートの設置工事も手掛けています。「社員全員が『協』力し合い、当社・取引先・社会の繁『栄』に貢献する」という経営理念の基に、高い技術力と安全を重視した短納期の施工実績を積み重ねてきました。

2025年に設立55周年を迎える節目として、ZEB(NetZeroEnergyBuilding、注)を採用した本社建設を予定しています。自社で地球環境負荷の軽減や二酸化炭素排出量の削減に取り組むことで、環境問題の課題解決と持続可能な社会の実現に貢献していきます。

注.快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間のエネルギー収支をゼロにすることを目指した建物のことです。

七十七グループは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています
もっと、ずっと、地域と共に。


3.77サステナビリティ・リンク・ローン概要

お客さまのCSR戦略と連携したSPTsを設定し、金利などの貸付条件をSPTsに対するお客さまのパフォーマンスと連動させることで、SPTsの達成を後押しするとともに、持続可能な環境・社会の実現と経済成長の促進・支援を目指すものです。

なお、77サステナビリティ・リンク・ローン(包括評価型)は、株式会社格付投資情報センター
(以下「R&I」といいます。)より、国際的な原則であるサステナビリティ・リンク・ローン原則および環境省のサステナビリティ・リンク・ローンガイドラインの趣旨に沿ったフレームワークである旨の第三者評価を取得しております。

また、当行では、案件単位でR&I等の外部評価機関による第三者評価を取得する
77サステナビリティ・リンク・ローン(個別評価型)の取扱いも行っております。

<スキーム図>

以上

(関連するSDGs)

SDGs(SustainableDevelopmentGoals)
2015年9月に、国連に加盟する全ての国が全会一致で採択した国際目標であり、17のゴールと、169のターゲットから構成されています。

七十七グループは2020年7月に「七十七グループのSDGs宣言~もっと、ずっと、地域と共に。~」を表明し、SDGsに対する取組みを更に強化するため、2021年10月より「SDGs実践計画」を策定しております。

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