株式会社三菱UFJ銀行の東京商品取引所(電力先物取引市場等)の受託取引参加者資格の取得について

2024/08/30  株式会社 日本取引所グループ 

2024年8月30日
株式会社東京商品取引所

株式会社三菱UFJ銀行が東京商品取引所の受託取引参加者資格を取得
~電力先物取引市場等への参加が可能となります~


本日、株式会社東京商品取引所は、株式会社三菱UFJ銀行の受託取引参加者資格の取得を承認いたしましたのでお知らせいたします。また、同日付で、株式会社日本証券クリアリング機構が、同行のエネルギー先物等清算資格の取得を承認しております。

これにより同行は、資格取得予定日である2024年9月6日より、10社目の東京商品取引所の受託取引参加者、11社目の日本証券クリアリング機構のエネルギー先物等清算参加者となり、東京商品取引所の電力先物取引等について、国内外のお客様のご注文を受託から清算まで一貫してお受けできるようになります。

なお、東京商品取引所における新たな受託取引参加者資格の取得については、2019年10月の日本取引所グループと東京商品取引所の経営統合以来、初となります。

【新規参加者の概要】

受託取引参加者名:株式会社三菱UFJ銀行
資格取得予定日:2024年9月6日(金)

【コメント】

株式会社三菱UFJ銀行 取締役専務執行役員 市場部門長 関 浩之:

東京商品取引所の受託取引参加者として、新たな取引が開始できることは大変光栄であり、嬉しく思っています。

本件により、MUFGの信用力を活かし、電力先物取引の取引受託・清算受託を実施することにより、電力先物市場の取引量の増加を通じて電力取引市場全体における価格ヘッジ機能の向上に貢献することを展望しております。

MUFGは、中計の3本柱の一つとして掲げる「社会課題の解決(持続可能な社会)」に向け、電力の先物市場に参入し、お客さまの取引所へのアクセス改善、関連事業者へのヘッジインフラ構築を通じて、本邦電力取引における価格の予見性の向上や価格ヘッジ機能の拡大をはじめ、小売電気事業者によるサービス提供の多様化等、発電から卸売り、そして小売りに至るまでの電力市場全体の発展と電力供給の安定化に対して、より一層貢献してまいります。

株式会社東京商品取引所 代表取締役社長 石崎 隆:

この度は、株式会社三菱UFJ銀行を新たに東京商品取引所の受託取引参加者としてお迎えできることを心より歓迎いたします。商品先物市場への国内大手銀行の受託取引参加者としての参加は戦後初となるとともに、同行は、2019年の日本取引所グループと東京商品取引所の経営統合以来、最初の新たな受託取引参加者となります。同行の加入が電力先物取引市場等への更なる流動性の拡大や投資者の利便性の向上に繋がるものとして、大きな期待をしております。

2023年11月より経済産業省で開催された「電力先物の活性化に向けた検討会」においても、「日本の商品先物法の下にある電力先物市場を育成することが急務」と指摘されており、東京商品取引所では、電力に係る現物・先物取引の連携サービスの共同提供の開始等、電力先物取引市場の発展に向けて取り組んでおります。電力先物取引市場の拡大は、国民生活に不可欠な電力価格の安定に資するものであり、ひいては国民生活の安定につながるものです。新たに同行に東京商品取引所の電力先物取引市場にご参加いただくことで、市場成長がより一層加速し、電力市場全体が創設期から新たな発展段階に入っていくものと確信しております。

【本件に関するお問合せ先】
株式会社東京商品取引所
総合業務室
TEL:03-3666-1361(代表)

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