2024 年 9 月 21 日
西日本旅客鉄道株式会社
山陽新幹線「のぞみ179号」の運休(9/20)の原因と対策について
2024年9月20日に、山陽新幹線「のぞみ179号」の運休を発生させた事象について、原因が判明しましたので、対策と合わせてお知らせします。
お客様に大変ご迷惑・ご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げますとともに、再発防止に努めます。
1.発生日時
9月20日(金) 19時18分ごろ
2.場 所
山陽新幹線 相生~岡山駅間
3.列車名
のぞみ179号 (N700系16両編成)
・東京駅(16時21分)発 広島駅(20時11分)着
・乗車人員 約400名
4.概 況
9月20日(金)19時18分ごろ、走行中の「のぞみ179号」において、前日に実施した台車検査の測定項目の一部で社内基準を満たしていない可能性があることが判明したため、岡山駅から広島駅までの運休を決定しました。「のぞみ179号」にご乗車中のお客様(約400名)は、岡山駅で後続の「みずほ613号」、「のぞみ49号」、「のぞみ181号」にそれぞれお乗り換えいただきました。なお、岡山駅まで車両に異常はありませんでした。
<付記>
・「台車検査」とは、車両の使用状況に応じ、走行装置、ブレーキ装置等の主要部分について行う検査です。
・今回、社内基準を満たしていない可能性のある測定項目は車両の「動揺」で、台車検査の試運転にて確認しています。
・「動揺」は、車両の客室内において走行中の揺れの状態を計測器により測定します。
5.列車影響
運転休止:1本(のぞみ179号 岡山~広島駅間)
遅延本数:7本(下り:7本/上り:0本)
遅延時分:11分~1分(最大遅延:11分 のぞみ49号)
影響人員:約3,800名
6.原 因
9月19日(木)に実施した台車検査の試運転で、小倉~博多駅間走行中に16両のうち1両で社内基準を満たしていない値が1回測定されていたことを検査係員が見落としたためです。
※当該車両については再測定を実施し、測定結果が社内基準内であること、加えて車両点検で異常の無いことを確認しています。
7.対 策
測定結果の確認を複数名で行う体制へと見直します。