空き家をまちの拠点へ─富山県滑川市で空き家再生DIYイベントを開催

2025/05/07  株式会社 AlbaLink 

2025.05.07

空き家をまちの拠点へ─富山県滑川市で空き家再生DIYイベントを開催

2025年4月26日(土)・27日(日)、富山県滑川市にて、空き店舗の再生活用を目的としたDIYイベントが開催されました。

主催は、空き家の買取再販・利活用事業を全国で展開する株式会社AlbaLink(アルバリンク、本社:東京都江東区、代表取締役:河田憲二、以下「AlbaLink」)、共催は同市で建築設計・工事を手がける法澤デザイン事務所(所在地:富山県滑川市、代表取締役 法澤龍宝)。

イベントには、AlbaLink社員5名、地域おこし協力隊2名、空き家の所有者や地域関係者など計12名が参加。築92年の歴史をもつ旧百貨店の再生に向けた作業を共に行いました。

  • 1 舞台は昭和初期に建てられた旧ヱビス屋百貨店
  • 2 “誰かの空き家”から“みんなで育てる拠点”へ
  • 3 EBISさらしや──地域と企業が交わる場として再始動へ
  • 4 参加者の声
  • 5 今後の展望
  • 6 会社概要

舞台は昭和初期に建てられた旧ヱビス屋百貨店

今回の会場は、滑川市中心部「さらしや通り」に建つ、昭和7年築の旧ヱビス屋百貨店・髙木屋。衣料品や化粧品などを扱う総合店として長く地域に親しまれてきましたが、移転に伴い空き店舗となっていました。

この歴史ある建物をAlbaLinkが取得し、新たなサテライトオフィス「EBISさらしや(Entrepreneurs Businesses Integrate Space)」として再活用するプロジェクトが始動。かつて賑わいを見せたまちの中心に、再び人の流れを取り戻す試みがスタートしています。

“誰かの空き家”から“みんなで育てる拠点”へ

今回のイベントでは、参加者が自らの手で本物件に向き合い、塗装作業、清掃などに取り組みました。参加者同士が声をかけ合いながら手を動かす中で、単なる作業を超えた交流が生まれる場面も。

空き家の所有者が現地を訪れた際には、かつての暮らしや商いの記憶が語られ、建物に込められた地域の物語が参加者へと受け継がれていく場面も見られました。

EBISさらしや──地域と企業が交わる場として再始動へ

この拠点は今後、「EBISさらしや」として段階的に整備を進め、2025年内の本格稼働を目指しています。

「EBIS」には、「起業家の事業を集約する空間」という意味と、かつての屋号「ヱビス屋」への敬意が込められています。まちに開かれた誰もが立ち寄れる拠点として、さまざまな人が出会い、思いや情報を交わす場所へと進化していく予定です。

参加者の声

イベント初参加者からは、「写真で見るよりもずっと味わい深い建物で、手を加えればまだまだ活かせる可能性があると感じた」との声も。DIYという共創のプロセスを通じて、空間は“誰かの所有物”から“地域みんなの資産”へと姿を変えつつあります。

今後の展望

6月以降には第2回のDIYイベントの開催も予定されており、今後も滑川の中心市街地の再生を地域と共に推進していきます。

空き家を「まちの課題」から「まちの資源」へ──。
AlbaLinkと法澤デザイン事務所は、人と場所をつなぐ取り組みを今後も続けてまいります。

会社概要

会社名:?株式会社AlbaLink
所在地:?〒135-0042 東京都江東区木場二丁目17番16号 BESIDE KIBA 3階
代表者:?河田憲二
代表番号:?03-6458-8617

空き家をまちの拠点へ─富山県滑川市で空き家再生DIYイベントを開催

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