2025 年 10 月 31 日
テクセンドフォトマスク株式会社
テクセンドフォトマスク、経済産業省の
「グローバルサウス未来志向型共創等事業」に採択
シンガポール新工場におけるフォトマスクラインの自動化実証事業
テクセンドフォトマスク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:二ノ宮 照雄、以下 テクセンドフォトマスク)は、経済産業省令和 6 年度補正予算「グローバルサウス未来志向型共創等事業(大型実証 ASEAN 加盟国 第一回公募)」において、当社の「シンガポール共和国/フォトマスクラインの生産自動化実証事業」が採択されたことをお知らせいたします。
【事業の背景と意義】
半導体産業の急成長に伴い、外販フォトマスク事業では日本や欧米を中心に新規製造ラインの人材確保が困難となっており、業界全体が構造的な課題に直面しています。こうした状況下で、外販フォトマスクメーカーとしての競争力を維持・強化するためには、従来取り組まれてこなかった「自動化」の推進が不可欠です。
本事業は、日本および海外を含めて初となる外販フォトマスクラインの自動化を実現するものであり、従業員一人当たりの生産性を飛躍的に向上させることを目的としています。これにより、業界の持続可能な成長に貢献するとともに、アジア地域における供給体制の安定化を図ります。
【補助金の必要性と期待される成果】
自動化の導入には、生産性や歩留まりの向上、費用対効果の検証など、多くの実証評価が必要であり、初期投資に伴うリスクも高いため、補助金による支援が不可欠でした。
今回の採択により、以下の成果が期待されます:
? 生産性の向上
? 歩留まりの改善による品質の安定化
? 人材不足への対応策としての自動化モデルの確立
? アジア地域における競争力強化と供給安定化
当社は今後も、技術革新とグローバル展開を通じて、半導体産業の発展に貢献してまいります。
■ テクセンドフォトマスク株式会社について
テクセンドフォトマスク株式会社は、半導体用フォトマスクの製造・販売会社として、凸版印刷株式会社(現 TOPPAN ホールディングス株式会社)からの会社分割により設立され、2022 年 4 月より営業を開始しました。東京に本社を構え、世界各地に広がる顧客サービスネットワークと、主要な地域にある 9 つの製造拠点を活用し、業界最先端の技術開発力で、外販フォトマスクのリーディングカンパニーとして半導体産業の発展に貢献しています。また、フォトマスク事業で培った加工技術を活かして、ナノインプリントモールドを始めとする微細加工製品にも事業領域を拡大しています。
公式ウェブサイト:https://www.photomask.com/
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以上