2025 年 11 月 4 日
東京電力エナジーパートナー株式会社
ご家庭のお客さま向けDRサービス「エコ・省エネチャレンジ機器制御オプション」の対象機器にエコキュートを追加 [東京電力エナジーパートナー株式会社] 当社は、2024 年 6 月より提供しているご家庭のお客さま向け DR※1サービス「エコ・省エネチャレンジ 機器制御オプション」(以下、「本サービス」)において、本日より、本サービスの対象機器として、新たにダイキン工業株式会社(以下、「ダイキン」)製、パナソニック株式会社(以下、「パナソニック」)製、三菱電機株式会社(以下、「三菱電機」)製のエコキュートを追加いたします。
昨今、再生可能エネルギーの導入が進む中で、太陽光発電などの出力制御を実施するケースが全国的に増えています。こうした中、電力需給バランスを維持するために、電力の供給が需要を上回りやすい時期の昼間に電力の需要をシフトし、電力の需給調整に有効な調整力を創出する必要性が高まっています。当社は、昨年度から、通常夜間に行うエコキュートの沸き上げを昼間にシフトする取り組みを実施してきましたが、この度、ダイキン製、パナソニック製、三菱電機製のエコキュートを遠隔制御する準備が整ったことから、本サービスの対象機器として追加いたします。なお、エコキュートの遠隔制御に係る動作等の確認は、2025年 4 月から 6 月にかけて行った、エコキュートを遠隔制御するデマンドレスポンスの実証(以下、「本実証」)にて実施しています。また、本実証では、株式会社エナジーゲートウェイ(以下、「EG」)が策定した制御計画に基づき、昼間において電力の需給調整に有効な調整力を創出できることも確認しています。
これまで本サービスでは、家庭用蓄電池のみが遠隔制御の対象機器となっていましたが、家庭用蓄電池に比べてご家庭での普及率が高いエコキュートも遠隔制御の対象となることで、ご参加いただけるお客さまの対象が広がるため、さらなる調整力の創出が期待できます。
当社は、本サービスを通じて、再生可能エネルギーの有効活用、電力の安定供給、お客さまのご負担軽減につながる新たなご家庭向けの DR サービスの検討を進め、2050 年のカーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。
以上
※1 デマンドレスポンス (Demand Response)は、需要家側が電力使用量をコントロールすることで、電力需給バランスを調整する仕組み。
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