「燃料サーチャージ制」について(2025年11月1日改定) 弊社では、2008 年 8 月に国土交通省に燃料サーチャージ料金の届出を行い、同年 10 月より適用実施しております。
私ども運送業界における主要経費である燃料費(軽油費)は、世界の政治や経済状況等の変化に よる原油市況の価格変動により大きく左右され推移しています。原油価格は中東パレスチナ情勢の 緊迫化を背景に周辺産油国での原油生産に影響が出るとの警戒感やOPECプラスで 2024 年末までの減産方針維持が合意されたことなどで上昇傾向が継続しています。軽油価格は原油価格の上昇や 円安の影響がある中、政府の「燃料油価格激変緩和対策事業」が 9 月に価格上昇による見直しが講じられ補助金が増額された関係で再び 30 円/?を超える抑制がされていますが、依然として高値で推移しています。
そうしたなか、弊社におきましても経営環境の変化に対応すべく全力を挙げて様々な経費削減に 取り組んでいるところでありますが、軽油価格はますます高値で推移することが見込まれるなかで、安全装置や環境対応による新型車両の値上げ、さらには2024年問題に対応するため労働環境の 改善実施等、企業収益が一段と圧迫される状況となっております。
よって、誠に恐縮ながら、引き続き燃料サーチャージ制の適用と、サーチャージ料金収受につきましてのご理解ご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
燃料サーチャージ制とは
燃料サーチャージとは、燃料価格の上昇・下落によるコストの増減分を別建ての運賃として設定する制度です。 現状の燃料価格が基準とする燃料価格より一定額以上上昇した場合には、上昇の幅に応じて燃料サーチャージを 設定又は増額改定して適用するものです。一方、燃料サーチャージの設定時点より下落した場合には、その下落 幅に応じて減額改定し、また、燃料価格が沈静化し、基準とする燃料価格より低下した場合にはこれを廃止致し ます。
【現在の料金適用燃料価格】
※価格は全て資源エネルギー庁発表の石油製品価格調査(軽油現金価格)の中部運輸局管内の平均単価を使用
Https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/petroleum_and_lpgas/pl007/results.html#headline1
適用期間:2023 年 11 月 1 日~2024 年 1 月 31 日ご出荷貨物分
適用につきましての詳細は、最寄りの支店までご連絡下さい。
HPでの検索は →
https://sline.co.jp/group/search.php より
方式:集荷+配達+幹線の合計サーチャージ(全日本路線連盟方式)
基準価格:基準時の店頭価格 77.7 円/? / 2008 年 8 月届出時(6 月)の店頭価格 152.0 円/?
⇒ 上昇額:74.3円/?
適用価格: 対象月 軽油単価
2023 年 7 月
154.2円/?
2023 年 8 月
163.0円/?
2023 年 9 月
162.4円/?
3 カ月 平均
159.9円/?
⇒上昇額:82.2円/?
適用運賃表:⑧ を使用(150.0 円超~160.0 円)
注)上昇額に応じた適用運賃表を使用し、適用しています。
改定条件:3 ヶ月間の店頭平均価格を計算し、3 ヶ月間の最終月の翌々月から改定します。
廃止条件:3 ヶ月間の店頭平均価格が 77.7 円/?を下回った場合、3 ヶ月間の最終月の翌々月から廃止します。