当社ADC製品に関するSeagen社との特許係争の判決に関するお知らせ

2025/12/03  第一三共 株式会社 

2025 年12月3日
第一三共株式会社

当社ADC製品に関するSeagen社との特許係争の判決に関するお知らせ

第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、Seagen Inc.(本社:米国ワシントン州ボセル、代表者:Chris Boshoff、以下「Seagen社」)がテキサス州東部地区連邦地方裁判所(以下「テキサス地裁」)で当社に対して提起した米国特許10,808,039(以下「’039特許」)に基づく特許権侵害訴訟の控訴審において、2025年12月2日(現地時間)、米国連邦巡回区控訴裁判所が’039特許は無効であるとしてテキサス地裁の一審判決を取り消す判決を下しましたので、お知らせいたします。

2023年10月17日の一審判決(2023年10月18日付「当社ADC製品に関するSeagen社との特許係争の判決に関するお知らせ」にて公表)では、’039特許は有効であると判断され、当社は、特許侵害に基づく損害賠償および2022年4月1日から’039特許が満了する2024年11月4日までのENHERTU(R)の米国売上に対するロイヤルティの支払を命じられました。当社は一審判決に対して控訴を提起していました。

また、上記控訴審判決で’039 特許は無効であると判断されたことに伴い、当社が米国特許商標庁に請求した’039特許に対する特許付与後レビュー(Post Grant Review、以下「PGR」)の控訴審において、2025 年 12 月 2 日(現地時間)、米国連邦巡回区控訴裁判所は、Seagen 社の控訴を棄却する判決を下しました。2024年1月16日のPGR決定(2024年1月17日付「当社ADC製品に関するSeagen社との特許係争に関するお知らせ」にて公表)により’039特許は無効とされ、Seagen社はPGR決定に対して控訴を提起していました。

当社は、米国連邦巡回区控訴裁判所による今回の判決を高く評価しています。

以 上

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