二世帯住宅発売から50年「築20年以上 二世帯同居調査」

2025/12/08  旭化成ホームズ 株式会社 

ニュースレター

2025.12.5

旭化成ホームズ株式会社

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二世帯住宅発売から50年
築20年以上 二世帯同居調査
~築年数を超えて続く満足、広がる親子のつながり~

旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大和久 裕二)のLONGLIFE総合研究所(所長:河合 慎一郎)は、1975年に二世帯住宅を発売して、今年で50周年を迎えたことを機に、「築20年以上二世帯同居のくらしと住まい方の変遷」に関する調査を実施しましたのでお知らせします。また、12月5日から全国の展示場で、50年の知見を活かした最新の二世帯住宅カタログを配布します。

Ⅰ.築20年超 二世帯調査結果


  1. 1. ヘーベルハウスの二世帯同居の満足度、築年数を問わず約9割が「満足」
  2. 2. 満足理由は“経済・育児・介護・安心感”に加え、8割が「親と過ごす時間」「親孝行」
  3. 3. 親世帯退去後の空間は、子世帯自ら活用するケースが圧倒的(71%)
  4. 4. 子世帯の空間活用状況のうち、収納のみはわずか4%で半数以上は生活全般に使用


調査報告レポート:https://form.asahi-kasei.co.jp/homes/pub/j-koho/kurashi-reportdl?report_id=K064

Ⅱ.築20年超 二世帯調査結果の概要

  1. 1. ヘーベルハウスの二世帯同居の満足度、築年数を問わず約9割が「満足」


二世帯同居の経験がある方へのアンケート結果によると、築年数に関わらず約9割の方が「満足」と回答しました。今回調査を行った築20年以上の長期同居経験者でも高い満足度が維持されており、家族のつながりや安心感を重視する方にとって、二世帯同居は価値ある選択肢であることが改めて示されています。


二世帯同居の満足度



  1. 2. 満足理由は“経済・育児・介護・安心感”に加え、8割が「親と過ごす時間」「親孝行」


満足度の背景には、経済的メリットや育児・介護のサポートといった実利的な要因に加え、約8割が「親と過ごす時間を持てている」「親孝行ができている」と回答しました。二世帯同居は、生活空間の共有にとどまらず、家族の絆を深める場として機能していることがうかがえます。こうした情緒的価値が、長期的な満足度を支える重要な要素と考えられます。


二世帯同居を振り返って、以下のそれぞれについてどのように思われますか
※1とてもそう思う+2そう思うの計



  1. 3. 親世帯退去後の空間は、子世帯自ら活用するケースが圧倒的(71%)


調査対象となった築20年以上の二世帯住宅では、親世帯が住まなくなったケースが約6割にのぼり、その理由は逝去や施設入居が大半を占めています。親世帯が住まなくなった後のスペースの使われ方については、71%が子世帯による活用と回答。孫への継承は16%、賃貸としての活用は3%でした。未使用はわずか8%にとどまり、ほとんどの住まいが有効に活用されていることがわかります。二世帯住宅は、親世帯が住まなくなった後も子世帯が柔軟に活用できる資産であることがうかがえます。


親世帯が住まなくなったスペースの使用状況(n=231)



  1. 4. 子世帯の空間活用状況のうち、収納のみはわずか4%で半数以上は生活全般に使用


親世帯スペースの使われ方は多様化しており、収納のみで使用しているケースはわずか4%でした。一方で、居住スペースとして生活全般で使用している人が約5割、寝室や趣味、在宅ワークなど居室として活用する人が約3割に上ります。親世帯スペースは子世帯夫婦がそれぞれの暮らしに合わせて活用していることが分かりました。仕事や趣味の個室、リラックスできる専用空間を設けることで、互いの時間を尊重しながら快適な生活を実現していることが伺えます。
二世帯住宅は、ライフステージに応じた柔軟な空間活用を可能にしています。親世帯スペースは、単なる空き部屋ではなく、子世帯の生活領域を広げる空間として積極的に活用されていることが明らかになりました。

子世帯使用の使い方(n=165)

Ⅲ.調査の概要

・調査時期 2025年6月27日(金)~7月6日(日)
・調査対象 2005年以前に建築したヘーベルハウス(築20年以上)に、二世帯でお住まいのご経験がある子世代・孫世代の方
・有効回答数 728件(716邸)

Ⅳ.最後に

旭化成ホームズ株式会社 LONGLIFE総合研究所長 河合 慎一郎
二世帯住宅の発売から50年を迎えるにあたり、これまで支えてくださった皆さまに心より感謝申し上げます。私たちは住まいの提供と『くらし』の研究を通じて、親子が良好な関係を築くための環境を模索してきました。
今回の調査では、築20年以上経過しても高い満足度が維持され、二世帯住宅が家族の絆を深める価値を改めて確認できました。さらに、親世帯退去後の空間は未使用ではなく、子世帯が生活全般や趣味、在宅ワークなど、自分らしい暮らしを豊かにする場として活用している実態が明らかになりました。その姿から、広がりのある住まいが家族のライフステージの変化をしなやかに受け止める器となっていることがうかがえます。こうした余白を持つ住まいは、暮らしの変化に応え、長く愛される価値を育んでいくものと考えています。これこそ、私たちが目指す『LONGLIFE』のかたちであり、今後もその実現に向けて探求を続けてまいります。


LONGLIFE総合研究所サイト:
https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/kurashi/index.html/
二世帯住宅研究会:
https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/kurashi/kenkyu/nisetai/index.html/

※1.【二世帯住宅】とは
「二世帯住宅」という言葉は、旭化成ホームズが1975年に発売した「二世帯住宅シリーズ」から生まれました。伝統的な親子同居に伴う嫁姑問題を背景に、核家族化の時代と共に親世帯・子世帯が空間を住み分ける住まいとして誕生しました。現在では、独立性の高い暮らしと自由を保ちつつ、上手に両世帯がサポートし合う現代ならではの二世帯住宅へと進化しています。

以上

<本件に関するお問い合わせ先>
〒101-8101 東京都千代田区神田神保町一丁目105番地
旭化成ホームズ株式会社 広報室
(電話)03-6899-3010 (FAX)03-6899-3400
(メール)j-koho@om.asahi-kasei.co.jp

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