響け槌音、極める技、土佐打刃物の未来を拓く鍛冶職人を目指せ!!令和元年11月に「鍛冶屋創生塾」開塾しました。

2019/12/03  一般財団法人 高知県地産外商公社 

高知の歴史と自然が紡ぎ出した工芸品「土佐打刃物」 1998年に国から伝統的工芸品の産地指定を受けた「土佐打刃物」は、1590年代(長宗我部時代)から始まったと言われています。元々は、日本刀を造る技術から生まれ、刀鍛冶から伝承されてきた技術により、鎌、鉈、鋸等の製造を中心として発展してきました。 現在、山林用刃物の中には全国の60%のシェアを占める製品もあり、全国に土佐打刃物が広がっています。かつては、北海道の開拓の時にも土佐打刃物が使われたそうです。 産地としては、香美市、南国市、須崎市、いの町や四万十市でも作られています。後継者育成も積極的に行い、県内外からの職人希望者を研修生として育てる「鍛冶屋創生塾」を令和元年11月に開塾しました。


「鍛冶屋創生塾」 開塾!


「鍛冶屋創生塾」は高知県土佐刃物連合協同組合(以下、刃物組合)が2016年から構想をスタートしました。
 その背景として、土佐打刃物業界では以前より担い手不足が深刻化していたことに加えて、鍛造業者数は国の指定を受けた1998年から現在においては半数以下まで減少し、後継者のいない事業所も約6割以上という現状になっています。
 その一方で、近年の和食ブームにより国内外で包丁の需要が高まっており、納品までに数ヶ月待ちが続いている状況であることから、国や県、香美市の支援を受け、実習棟を建設。鍛造に使う加熱炉やベルトハンマーなどを整備し、令和元年11月の開塾に至りました。
 1期生は3名で、研修期間は2年間。鍛造、研ぎなど様々な技を持つ土佐刃物連合協同組合の職人らが鍛造技術などを教えます。卒業後は香美市内の業者の下で腕を磨き、3年後の独立を目指します。
令和元年11月6日付高知新聞朝刊で紹介されました。
令和元年11月6日開塾式
令和元年11月7日入塾式
鍛冶屋創生塾 1期生の3名
1期生3名の募集に対し応募10名。今回「職人に憧れて」入塾を目指した3名の研修生に決まりました。
左から、香南市出身:山本良介さん(27)神奈川県相模原市出身:藤田将尋さん(24)佐川町出身:岡田勘太さん(20)


■鍛冶屋創生塾の研修フロー
2年間で刃物組合員の事業者等から生産工程の一部(仕上げ工程の「研ぎ」)を請け負えるだけの技術レベルを最低限身につけて卒業となります。2年の課程を修了し、土佐打刃物の職人に向けて独立の準備を開始します。


【研修1年目】
・鍛造用道具の使い方及び基本的な鍛造技術の習得
・刃物の基礎知識(歴史・文化・材料)を身につける
・技能検定3級金属熱処理の合格
・研ぎ中心の学習
・意欲・能力・適性の判断により2年目の課程へ



【研修2年目】
・利器材等を使った刃物の製作(完成品を1人300本)
・技能検定2級金属熱処理の合格
・研ぎの技術の習得は必須とする
・経営(マネジメント)について学習する
・インターンシップの実施


■鍛冶屋創生塾にご興味をお持ちの方へ
第2期生の募集は令和2年12月募集開始予定、翌年5月に入塾予定のため、期間が空いてしまいます。
ご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

【高知県土佐刃物連合協同組合 鍛冶屋創生塾 事務局】
連絡先:〒782-0056 高知県香美市土佐山田町上改田113-1 電話:0887-53-9530


■研修生に向けた県の支援制度「高知県伝統的工芸品産業等後継者育成対策事業費補助金」
県では、本県の伝統的工芸品及び伝統的特産品産業を後世に伝えていくため、伝統的工芸品等産業の後継者の確保及び育成を目的として市町村が実施する研修生及び研修受入生産者等を支援しています。

詳細URL:http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/150501/2015042200057.html

土佐打刃物の伝統を守る鍛冶職人たち


●伝統技術を伝承する職人 研修修了生 近藤 宏子 さん(研修場所:笹岡鋏製作所)



Q.鍛冶職人を目指したきっかけは?
「ある日、土佐打刃物の絵本を書店で見つけ、ふと手にしたことが『鍛冶職人』を目指したきっかけ。後継者がなく、今作っている方が辞めてしまったら技術が途切れてしまう”土佐打刃物”の存在を知ったことが、人生を変える出会いになりました。」

Q.これからやってみたいこと、チャレンジしたいことは?
「まずは鍛冶職人として独立すること。2年間研修生として受入れてくださった鍛冶屋さんで、鍛冶職人の卵として仕事を請負いながら生計を立て、さらに技術を磨きながら独立開業に向けた準備をしているところで、先々は後の世代へと技術を繋げて行ける職人になりたいと思っています。」


●伝統技術を伝承する職人 研修生 阿部 修也 さん(研修場所:黒鳥鍛造工場)
Q. 鍛冶職人を目指したきっかけは?
「伝統工芸全般に興味があって、各地を見て回ったところ、包丁、農具、山林刃物など、暮らしに必要な刃物を幅広く手がける“野鍛冶”である土佐打刃物の黒鳥鍛造工場と出会ったのがきっかけ。」

Q.やりがいは?
「今までできなかったことが、自分なりにできたと思える瞬間があります。でも、最初にできたものができないこともあり、課題は常につきまといますが、ゲーム感覚でクリアしていくのがやりがいにつながっています。」

見た目がかわいいくじらナイフ全6種類の土佐打刃物が県立歴史民俗資料館で販売中!



施設名:高知県立歴史民俗資料館
所在地:高知県南国市岡豊町八幡1099-1
TEL:088-862-2211
営業時間: 9:00~17:00
休業日: 毎週月曜
webサイトURL:http://www.kochibunkazaidan.or.jp/~rekimin/
※県内文化施設内での販売は初となります

土佐打刃物の主な販売先・お問い合わせ
【協同組合 土佐刃物流通センター】


所在地:高知県香美市土佐山田町上改田109
TEL:0887-52-0467
営業時間:8:30~17:00(土・日・祝/10:00~16:00)
休業日:年末年始
webサイト:http://www.tosahamono.or.jp/

【穂岐山刃物 株式会社】


所在地:高知県香美市土佐山田町栄町3-15
TEL:0887-53-5111
営業時間:9:00~17:00
休業日:日・祝・第1、第3土・年末年始
webサイト:https://www.hokiyama.com/


【有限会社 西山商会】


所在地: 高知県香美市土佐山田町間163
TEL: 0887-53-4181
営業時間: 9:00~17:00
休業日:日・祝
webサイト:http://www.nishiyama-shokai.com/


土佐打刃物に関するイベント


■土佐打刃物の販売や出店が並ぶ「刃物供養菜祭」
12月7日(土)、8日(日)10時から、県内の鍛冶職人有志でつくる団体「ZAKURI」の主催により、土佐刃物流通センターで開催されます。今まで供養菜祭で集まった不要な刃物を再生したオークションや不要になった刃物を無料で供養(処分)してくれます。
刃物研ぎや刃物火造り作業の実演や野菜の良心市や軽食コーナーがありますのでぜひ足を運んでみてください。

■ユニークなかかしが並ぶ「刃物まつり」


土佐打刃物の販売や、ユニークなかかしコンテストで人気を集める「刃物まつり」が香美市土佐山田町の鏡野公園で行われています。
土佐刃物流通センター(土佐山田町上改田)による刃物研ぎコーナーには次々と包丁や鎌が持ち込まれ、切れ味抜群の刃物を実際に見ることができるうえ、屋台もずらりと並び、多くの家族連れらでにぎわう毎年10月頃開催の恒例イベントとなっています。


【高知家とは】



2013年より「高知県は、ひとつの大家族やき。」のもと、スタートした高知県のプロモーションです。
7年目の今年のキャッチコピーは「高知は、やっぱり大家族。」
高知の魅力は「人」にあり、その人々が営む当たり前の「日常」の中のモノ/コトにあるという思いを「やっぱり」という言葉に込めました。
人のあたたかさ、太陽のような笑顔。あなたこそが高知の魅力だと言える。歴史ある海、みずみずしい食材の宝庫。美味しさは、高知の暮らしを象徴する。恵み雨を引き受ける、懐の広い森と川。大自然の恩恵は高知の遊びの代名詞だ。高知ってどんな場所なのときかれたら、一言でいえば大家族だと答えるだろう。
あなたの笑顔と、美味しい食卓と、心から楽しいと思える日常がある。高知は、やっぱり大家族だ。


○高知県公式 高知家webサイト
https://www.kochike.pref.kochi.lg.jp/~top/
○高知県公式まとめサイト「高知家の〇〇」
https://www.kochike.pref.kochi.lg.jp/~top/matome/

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