Automotive Grade Linux、18社のメンバー企業によるCES 2020デモ展示を発表

2019/12/04  The Linux Foundation Japan 

CES 2020 Automotive Grade Linux ブースで 2020 Mazda CX-30、2020 Toyota RAV4、20点以上のオープンソース AGL ベースのデモを展示

すべてのコネクテッドカーテクノロジー向けのオープン プラットフォームを開発するクロスインダストリ共同開発プロジェクト Automotive Grade Linux (AGL) は 12月3日 (現地時間)、CES 2020で AGLメンバー企業が開発した20点以上のコネクテッドカーのデモンストレーションと、オープンソース インフォテインメント / インストルメント クラスター アプリケーションのデモンストレーションを展示することを発表しました。



デンソー、デンソーテン、マツダ、パナソニック、ルネサス エレクトロニクス、NTTデータMSE、スズキを含む18社のAGL メンバー企業が、AGL で動作するインストルメント クラスター、インフォテインメント、コネクテッドカー、サイバーセキュリティ アプリケーションを展示

2019年12月3日 サンフランシスコ発 - すべてのコネクテッドカー テクノロジー向けのオープン プラットフォームを開発するクロスインダストリ共同開発プロジェクト Automotive Grade Linux (AGL https://automotive.linuxfoundation.org/ ) は、CES 2020 ( https://www.ces.tech/ ) に出展し、AGLメンバー企業が開発した20点以上のコネクテッドカーのデモンストレーションと、オープンソース インフォテインメント / インストルメント クラスター アプリケーションのデモンストレーションを展示します。

Westgate Hotel Pavilion 内の AGLブース (ブース1815 https://www.automotivelinux.org/events/ces2020 ) では、現在生産されている AGL ベースのマルチメディア システムを搭載した 2020 Toyota RAV4 、新しい AGL リファレンス ハードウェアを使用した概念実証 (PoC) デモを紹介する 2020 Mazda CX-30、および アイシン・エィ・ダブリュ、デンソー、デンソーテン、Igalia、IoT.bzh、LG Electronics、マツダ、Microchip、NTTデータMSE、OpenSynergy、パナソニック、ルネサス エレクトロニクス、SafeRide Technologies、スズキ、SYSGO、Tuxera、VNC Automotive による自動車技術デモンストレーションを展示します。ブースは2020年1月7日から10日までCESの展示時間に一般公開されます。

Linux Foundation の Automotive Grade Linux 担当エグゼクティブ ディレクターである Dan Cauchy は、次のように述べています。
「インストルメント クラスターはこの1年大きな注目を集めてきました。そして今回、AGL プラットフォームを低パフォーマンス プロセッサや低コスト車両での使用向けに最適化するために AGL メンバーが成し遂げた驚くべき成果を展示することを楽しみにしています。トヨタ自動車とマツダの車両を展示できることを誇りに思います。また、ブースには20点を超えるオープンソース デモを展示します。これは自動車メーカーとサプライヤーが継続して市場に投入しているAGLベースの製品とサービスの一部です。」

AGL は Linux Foundation のオープンソース プロジェクトで、自動車メーカーがソフトウェアを構築する方法に変革をもたらします。インフォテインメント、テレマティックス、インストルメント クラスター アプリケーション向けの業界のデファクトスタンダードになり得る共通のプラットフォーム開発で11社の自動車メーカーを含む150社以上のメンバー企業 ( https://www.automotivelinux.org/about/members ) が協力しています。オープン プラットフォームを共有することにより、開発者とサプライヤーは一度の製品開発で複数の自動車メーカーに対応できるため、コードの再利用と効率的な開発プロセスが可能になります。

AGL Unified Code Base (UCB) プラットフォームには、OS、ミドルウェア、アプリケーション フレームワークが含まれており、製品プロジェクトを開始するための70%~80%を提供します。自動車メーカーとサプライヤーは自社製品と顧客ニーズに合わせて残りの20%~30%を機能、サービス、ブランディングでカスタマイズします。

多くのAGLメンバー企業は、UCBを自社の生産計画に組み込むことを既に始めています。Mercedes-Benz Vansは商用車向けの新しいオンボードOSの基盤としてAGLを使用しています。トヨタ自動車のAGLベースのインフォテインメントシステムは現在世界中のトヨタとレクサス車両に搭載されており、AGLブースでは 2020 Toyota RAV4 が展示される予定です。AGLをサポートする製品&サービス一覧は、AGL Vendor Marketplace ( https://www.automotivelinux.org/vendor-marketplace-2 ) をご覧ください。

CES 2020 における Automotive Grade Linux デモ展示
AGL ブースでは、AGL コミュニティが共同開発したいくつかのコア UCB デモと、ALG メンバー企業による20点の製品と PoC デモを紹介します。
AGL ブースは、CESの展示時間と 1月8日 (水) 18:00 ~ 20:00 (現地時間) AGL Evening Reception & Demo Showcase 開催時に一般公開されます。詳細と参加登録はこちら ( http://bit.ly/AGL-CES-Reception ) をご覧ください。
メディアおよびアナリストを対象とした AGL Media Happy Hour を1月7日 15:00 ~ 17:00 (現地時間) AGL ブースで開催します。参加をご希望の方は広報までご連絡ください。

コア AGL UCB デモ :


インストルメント クラスター:コンテナー テクノロジーを使用して1つのチップで実行するインフォテインメントおよびインストルメント クラスター アプリケーション。 スピードメーターとタコメーターは、センターディスプレイと連動して、地図データやメディアプレーヤー情報などのインフォテインメント システムからの情報を表示します。
インフォテインメント:最新の Happy Halibut コードリリース (8.0.4) で動作するメディアプレーヤー、チューナー、ナビゲーション、Webブラウザ、Bluetooth、WiFi、HVACコントロール、およびオーディオ ミキサー アプリケーションのデモ。 HVACの調整またはマルチメディア制御をハンドルボタンまたは Amazon Alexaの音声認識で行います。
ステアリング ホイール : スズキのステアリング ホイール製品が上記の両方のデモに組み込まれています。2つ目のデモ ユニットは、別々のボードで動作するインフォテインメントとインストルメント クラスターを展示しています。これらのボードはCANバスで接続され、ステアリング ホイールからのコマンドのほか、基本的な車両シミュレーションの速度などの車両データを共有します。ステアリング ホイールで使用できるコマンドには、メディア機能とクルーズ コントロールが含まれます。


AGLメンバー企業によるデモ


アイシン・エィ・ダブリュ ー AGL Low-Spec Cockpit : AGLプラットフォームアーキテクチャの新しいドラフトバージョンに基づく別のコンテナ統合のデモンストレーション。
デンソー、デンソーテン ー 次世代コックピットシステム:デンソーとデンソーテンによる次世代コックピットシステムのデモンストレーション。
Igalia ー AGLプラットフォーム上のHTML5アプリ : さまざまなAGLリファレンス ハードウェアボード上で動く純粋なHTMLベースのUIとアプリケーション。
IoT.bzh ー AGL@Sea : サイバーセキュリティ攻撃シナリオを備えるAGLプラットフォームを使用した船のコックピット シミュレーション。
LG Electronics ー自動運転シミュレーションを備えた車載インフォテインメント向け HTML5 UI / UX : LG の Web App Manager と AGL で動作する Enact フレームワークを使用したフレキシブルでユーザーによるカスタマイズ可能な車載インフォテインメント向け HTML5 UI / UX。自動運転ソフトウェアの開発とテストをサポートするオープンソース LGSVL シミュレーター (例 : Autoware、Apollo または AGL Unified Autonomous Driving Platform) と連動。
マツダ ー 2020 Mazda CX-30 の新しいリファレンス ハードウェア デモ : AGL Reference Hardware System Architecture Export Group が設計した 2 DIN フォーム ファクターを備えた交換可能なアーキテクチャーのハードウェアを紹介。2020 Mazda CX-30 内の新しいリファレンス ハードウェアで動作するAGLデモンストレーション。
Microchip Technology ー INICnet™ Technology ー Microphone Network & eCall : セーフティクリティカル アプリケーションと連動するAGLを紹介。INICnet™テクノロジーに基づき、Simplex Daisy チェーン トポロジとネットワーク診断機能を備えた緊急通報システム (eCall) を展示します。
NTTデータMSE ー Voice Agent Service : AGLベースのハイブリッド ボイスエージェント サービスの実現。ユーザーはエージェントサービスに話しかけるだけで多様なフィードバックを受けることができます。
OpenChain プロジェクト ー自動車向けのオープンソース コンプライアンス : OpenChain プロジェクトは、オープンソース ツールが自動車業界のオープンソース コンプライアンスの自動化にどう役立つかについてデモンストレーションします。デモは、日本など主要な自動車製造市場の企業からの実際の経験に基づきます。
OpenSynergy ー 認定ハイパーバイザーベースの車載仮想プラットフォーム : ハイパーバイザーベースのコックピットソリューションが、エンターテイメント / インフォテインメント アプリケーションからテレマティクス制御ユニット (TCU)、ドライバー インフォメーション システムまで、多くの機能を統合する仮想プラットフォームを実現します。同ソリューションはAGLを統合し、ハイパーバイザーは ISO 26262:2018 ASIL-Bに準拠した第1タイプ ハイパーバイザーです。
パナソニック ー AGL VRコックピット : 改良版開発キット : リファレンス ハードウェアとヘッドマウントディスプレイ (HMD) を使用したAGL用の先進HMI開発ツール。リファレンス ハードウェアにより、エンジニアは製品ハードウェアなしでIVIソフトウェア開発を開始できるため、ソフトウェア開発のリードタイムを短縮できます。パナソニック製のHMDは、コックピットHMIの評価に有効な広視野角を特長としています。
ルネサス エレクトロニクス ー クラウドベースの車載サービス デリバリー プラットフォームとコックピット ECU リファレンス ソリューション : Time to Market を実現するための開発しやすいソリューションをサポートするコンテナ ベースの安全なマイクロサービス デプロイメントをデモ展示。コックピット ECU は、ルネサス エレクトロニクスの最新リファレンスソリューションを使用することで各社の開発を始動させます。
SafeRide Technologies ー vSentry™ : IDPS、ファイアウォール、アクセス制御など、ソフトウェアネットワークとコネクティビティの決定論的およびゼロ誤検知プロテクションと、機械学習とディープラーニングのプロファイリングおよび将来的に有効なセキュリティのための異常検出技術を組み合わせたコネクテッド / 自動運転車向けのマルチレイヤー サイバーセキュリティ ソフトウェアソリューション。
スズキ ー AGL インストルメント クラスター デモ : AGL Instrument Cluster (IC) Expert Group により開発された統合インストルメント クラスターのデモ。AGLプラットフォームをインストルメント クラスター アプリケーションと、インフォテインメント ソフトウェア スタック全体を必要としない低パフォーマンス プロセッサおよび低コスト車両での使用向けに最適化する方法をハイライト。
SYSGO ー Secure Automotive Gateway : 高速でセキュアなブート、IDS、シミュレートされたOTAプロセス、ファイアウォール、セキュアアプリケーションローダーなど重要な自動車セキュリティ機能を備えたSecure Automotive Gatewayデモ。これらはすべて、最新のAGL UCBリリース(Happy Halibut)で動作するリモートタブレット、インフォテインメントスクリーン、クラスタースクリーンでサポートされています。
トヨタ自動車 ー マルチメディア : AGLベースの次世代インフォテインメントシステムを搭載した2020 RAV4。
Tuxera ー IVI/Cluster Storage Health Widget : Tier-1、OEM、エンドユーザーがフラッシュ メモリ ストレージの正常稼働をチェックするために使用できるウィジェット。デモでは、ウィジェットを表示できるAGL / Android IVIを実行するXenハイパーバイザーによる仮想化を同時にデモンストレーションします。
VNC Automotive ー Connectivity that Moves : IVIと車内で使用されるモバイル デバイス間のシームレスな接続性と、モジュラーアーキテクチャを追加のアプリケーションで拡張できるようにすることでいかに将来的に有効なIVIシステムになるか、およびスマートフォンとアドオンボックスにより提供されるコンテンツのデモ。また、VNC Automotiveは、新しい後部座席エンターテイメントを初公開する予定です。AGLの機能で複数のソースからのマルチメディア コンテンツを集約し、それらを車の後部スクリーンや乗客のタブレットやヘッドフォンにストリーミングします。



Automotive Grade Linux (AGL) について

Automotive Grade Linux は、自動車メーカー、サプライヤー、技術系企業などを結集し、コネクテッドカー向けフル オープン ソフトウェア スタックの開発導入を促進するオープン ソース共同開発プロジェクトです。AGLはその中核にあるLinuxの強みを生かし、新しい機能や技術の高速開発を可能にする業界デファクトスタンダートのオープン プラットフォームをゼロから開発しています。AGLは、当初はおもに車載情報機器 (In-Vehicle-Infotainment: IVI) を対象にしていましたが、インストルメント クラスター、ヘッドアップ ディスプレイ、テレマティクス、先進運転支援システム (Advanced Driver Assistance Systems: ADAS)、自動運転などあらゆる車載ソフトウェアへの対応を予定している唯一の組織です。AGLプラットフォームは誰でも使用でき、誰でもその開発に参加できます。詳細情報はこちらです。https://www.automotivelinux.org/

Automotive Grade Linuxは、The Linux Foundationがホストするプロジェクトです。Linux Foundationプロジェクトは独立した資金によるソフトウェア プロジェクトで、共同開発の力で業界やエコシステム全体のイノベーションを推進しています。

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The Linux Foundation はさまざまな商標を登録および使用しています。The Linux Foundation の商標一覧はこちらのページ ( https://www.linuxfoundation.jp/trademark-usage/ ) でご確認いただけます。
Linux は Linus Torvalds の登録商標です。

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