中高生の進路/中退のLINE相談、登録者600名を超え。虐待・いじめ・経済的な困窮など複合的な悩みが背景に。

2020/02/14  認定NPO法人D×P 

ニーズの高まりから、CAMPFIRE代表取締役 家入一真氏より今年度当事業実施に必要な400万円のご寄付を頂戴しました。

2020年2月14日(金)、認定NPO法人D×P(ディーピー)(本社:大阪市、理事長:今井紀明、以下D×P)が運営する、10代の進路・就職に関するLINEを使ったオンライン相談の登録者数が600名を超えました。なお、相談実績は293件です。このニーズの高まりからCAMPFIRE代表取締役 家入一真氏より、当事業実施に必要な400万円のご寄付を頂戴しました。活動全般ではなくNPO内の新事業に寄付をいただき、さらに事業面でのサポートもいただきます。資金提供だけにとどまらない新しい試みを模索してまいります。



困難を抱えた時に頼れる相談先として、厚生労働省が予算化して行う自殺防止SNS相談事業があります。厚生労働省が発表する令和元年版自殺対策白書では、SNS相談事業の1年間の相談数は2万2725件、そのうち19歳以下が9,112件で全体の43.9%と成果をあげています。

相談内容別の状況では(「その他」と「自殺念慮」を除く)と、「メンタル不調」 (8,282件)が最も多く、次いで「家族」(3,879件)、「学校」(2,993件)となっています。
D×Pが通信制高校・定時制高校で10代をサポートするなかで、生徒本人が「進路」や「中退」など岐路に立つとき、普段は見えづらい困難な状況が表出することがあります。高校中退者は約5万人、不登校者数は約5万人、15-19歳の無業者は約9万人います。所属がなく孤立しやすい状況になる前に、10代にインターネット上で出会うことができないかと考え、2018年11月よりLINEを用いた相談事業を行なっています。


D×Pの進路・就職に関するLINE相談に関する実績

▼登録者について




▼相談種別


D×PのLINE相談を利用した生徒のアンケートによると「スマホでなんとなく、現実では相談しづらいことも相談できるので良いと思います。」という回答もありました。進路相談のみの相談数が65件、進路相談と家庭環境についての相談が22件ありました。退学や転学を考える背景に、いじめや人間関係の悪化や、就職を考える背景に保護者からの虐待や経済的困難があるなど複雑な悩みとなっているケースも見られました。
(グラフは、2019年8月~2020年1月の実績)

▼相談者のネクストアクション


相談後に相談者本人が次のステップを踏めるように、企業・NPO・人・フリースクールを紹介するなど「外部とのつながり」が得られるように機会提供をしました。「ネクストアクション数(=相談を受けたあと次になにか行動した数)」は132件ありました。
(グラフは、2019年8月~2020年1月の実績)


今後の展望と新しい寄付のありかたの模索

2020年度は、相談後のつなぎ先の開拓に力をいれていきます。厚生労働省が発表する令和元年版自殺対策白書には、『SNSによる相談者をその抱える課題に応じた地域の社会資源につなげる取組を強化すること』が課題と書かれています。D×Pでは400名のボランティア、670名の寄付会員がおり、仕事体験を受け入れや紹介など様々な方のお力をお借りしています。今後はこのつながりをさらに広げて参ります。同時に、相談情報の集計分析を行います。3年後にはその分析結果を他団体・行政等に共有し、全国それぞれのSNS相談の質向上に活かせるよう尽力していきます。

また、CAMPFIRE代表取締役家入一真氏より、今年度の当団体のオンライン相談実施に必要な400万円をご寄付いただきました。

株式会社CAMPFIRE代表取締役・BASE株式会社共同創業者・NOW代表取締役・リバ邸ファウンダー 家入一真様よりコメント



僕はいじめをきっかけとした不登校により、10代を部屋の中で過ごしました。あらゆる僕の活動の原点がそこにあります。「ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会」をビジョンに掲げるD×Pさんに共感し、これまでも「現代の駆け込み寺」リバ邸の関西展開など、様々ご一緒に活動させていただきました。

今回新しい試みとして、D×Pの新規事業である「オンライン相談事業」に対しての寄付をさせていただきます。NPO活動全般ではなく、NPO内の新事業や個別事業に対しての寄付となり、さらに事業面でのサポートもいたします。NPOに対して、資金提供だけにとどまらない新しい試みを模索してまいります。

本日2月14日はバレンタインです。僕からのチョコ…というわけではないですが、少しでも社会に贈り物ができたらと思いました。ひとりの寄付も意義がありますが、400人から月1000円の寄付を受け取ることができたら400万円の寄付を超えることになります。D×Pさんは1000人のサポーターを目指しているようなので、ぜひ僕に続いてチョコのつもりで寄付をしてみてください。

D×Pサポーター1000人キャンペーンサイト
https://www.dreampossibility.com/supporter/




団体概要

認定NPO法人D×P(ディーピー)
通信・定時制高校の高校生のサポートに特化したNPOです。高校生に「人とのつながり」と「働き、生きる場」を提供することを目指し、現在大阪・京都・兵庫・滋賀・札幌・岡山などでプログラムを提供。年間約1,000名の高校生をサポートしています。
https://www.dreampossibility.com/supporter/

▼LINE相談について



■対象:進路・就職に悩む中高生
■対応時間:平日10時~19時
※土日祝は、次の平日に対応させていただきます。
■利用料金:無料
■相談方法は以下のURLより
https://www.dreampossibility.com/13888

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