さまざまな抗ウイルス活性を有する「カテキン塗布紙」を開発

2021/11/01　カミ商事　株式会社　

「エルモア」ブランドを展開するカミ商事株式会社（愛媛県四国中央市）は、このたび新機能紙「カテキン塗布紙」を開発しました。「カテキン塗布紙」には、消臭作用（アンモニア消臭）、抗菌作用（黄色ブドウ球菌・大腸菌）、抗鳥インフルエンザ活性、抗インフルエンザ活性に加えて、高い抗新型コロナウイルス活性を有することが明らかになりました。当社では「カテキン塗布紙」を活用したカテキン加工フィルターなどの新たな商品開発に着手いたします。

⚫ 開発の背景
当社ではお茶の有用性に着目した商品開発を20年来行っており、お茶の消臭性・抗菌性・防ダニ性などを生かした「茶香紙」を開発して、「畳表下用シート」や「おむつ事業」などを展開してまいりました。このたびお茶の有用成分であるカテキンを塗布した「カテキン塗布紙」を開発して、これまでの「茶香紙」の機能性に加えて、「抗鳥インフルエンザウイルス活性」、「抗インフルエンザ活性」、さらには「抗新型コロナウイルス（デルタ株）活性」を付与することに成功いたしました。とくに新型コロナウイルス（デルタ株）に対する抗ウイルス活性値【Mv≧4.3】は、抗ウイルス効果としては「Full effect（十分な効果、ISO 18184 附属書G）」と評価されています（表１）。当社では「カテキン塗布紙」を活用したカテキン加工フィルターなどの新たな商品開発に着手いたします。