日本コンベヤ、明治機械への質問状送付を公表

2022/02/21  NCホールディングス 株式会社 

日本コンベヤは、2022年2月17日付けで明治機械に質問状を送付したことを公表しました。


2022年2月17日
明治機械 株主の皆様へ

日本コンベヤ株式会社
代表取締役 梶原浩規

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
株主の皆様におかれましては、今回の臨時株主総会において幅広いご理解・ご協力をいただいておりますことに厚く御礼を申し上げます。

当社が先日行った明治機械の株主様向けのアンケートには、今日時点で、約2,500名の株主様からご回答があり、多数の株主様から明治機械の経営方針改善へのご要望をいただいたことで、明治機械の業績悪化に対する強い危機感を多くの株主の皆様と共有できていることを確認することができました。当社としても大変心強く感じている次第です。皆様のご協力に深く感謝申し上げます。

さて、対する明治機械の経営陣が、やっと重い腰を上げ始めたように見えます。
しかし、その行動は企業価値向上のために自発的に行われたものではなく、すべてが当社からの株主提案を斥けるために泥縄式に対処している行動に過ぎません。

そもそも当社は、昨年6月の明治機械の定時株主総会で議決権反対行使を行い、その後も昨年10月には質問状を手交して経営計画や株主還元策、支配的株主であるTCSとのシナジーの実態について尋ねるなど、明治機械の業績悪化・株価低迷に早急に手を打つよう、経営陣に対して何度も何度も警鐘を鳴らしてきましたが、真摯な対応・具体的な回答が得られたことはただの一度もございませんでした。その間も、明治機械は深刻な業績悪化が進行しています。
そのため、当社としてはやむを得ず臨時株主総会の招集請求を行い、当社を含む明治機械の株主の皆様が主導して実態調査・管理監督の強化を推し進めるよう求めることとしたものです。すなわち、本来この臨時株主総会は、自律的に行動できる経営陣であれば開催する必要性すらなかったものと言えます。
今般、明治機械の経営陣は、臨時株主総会の招集請求にまで追い込まれてやっと株主提案が可決してしまうことに危機感を感じ、株主提案へ反対を呼び掛ける方便として対抗策となる会社提案を急きょ準備したに過ぎません。
こうした問題意識を踏まえ、当社は今般、明治機械の経営陣に対して今回の臨時株主総会の議題に関連して別添の質問状を送付いたしました。株主の皆様から寄せられたお声を踏まえて策定しておりますが、まだまだ不十分なところもあろうかと存じます。

引き続き、少数株主の皆様のお声を結集して明治機械の経営立て直しを求めて参る所存ですので、是非ともご支持を賜りたく、心よりお願い申し上げます。

敬具

<プレスリリース(明治機械への質問状を含む)>
https://www.nc-hd.jp/ir/pdf/info_20220218.pdf

<明治機械に対する株主権行使のお知らせ(専用サイト)>
https://www.nc-hd.jp/sp_topics/info.html

関連業界