食産業の将来展望 ~私たちを一変する7つの未来~

2022/05/13  株式会社 ローランド・ベルガー 

2022年5月、東京発ーローランド・ベルガーは、最新スタディ「食産業の将来展望 ~私たちを一変する7つの未来~」を発表いたしました。ローランド・ベルガーでは、食品・飲料メーカー、食品小売企業、外食企業、農業関連企業などの幅広い「食産業」に対し多くのプロジェクト支援を手掛けています。その中で、地球環境問題や社会課題の解決に期待される食産業の役割や、その解決に資する技術革新の進展を展望すると、近い将来において、私たちの生活を一変するような大きな変化が生じうることがわかってきました。 本スタディは、そのような「食産業の将来展望」についての弊社の仮説を「7つの未来」に集約してまとめたものです。また、それぞれについて関連産業のプレーヤーにもたらす機会と脅威を記載しています。 人口減により国内消費の縮小が進む中、企業は短期的成果を刈り取るための施策に終始し、大きな長期的成長の機会を逸しがちです。本スタディが、食産業に関わる企業が近視眼的な視点を乗り越え、将来の長期的変化を展望し、そこに広がる豊かな成長機会を捉える一助となれば幸いです。


要旨
弊社は食産業において起こりうる未来を展望するにあたり、「自然」「ヒト」「技術」の3つの環境変化に注目した。通常このようなケースで用いられるのは「PEST(Politics:政治・Economy:経済・Society:社会・Technology:技術)」であるが、これでは視野が狭すぎる。そこでP・E・Sを「ヒト環境」として一括りにする一方、「自然環境」を独立の検討項目とした。今日は「自然環境」を巡って「ヒト環境(政治経済社会)」と「技術環境」が発展・進化しているからだ。



分析の結果、私たちを一変する食産業の未来が浮かび上がった。それは短期的に兆候が見えている予測(下記1.2.など)から、長期的な一つのシナリオに留まる仮説(下記6.7.)まである。しかしそれらはいずれも、消費者の食生活の進化と表裏一体で進み食産業に大きなインパクトをもたらす可能性がある。食産業のプレーヤーはそれらの未来がもたらす機会と脅威を念頭に置き、今日から何らかのアクションを起こさなければならない。


※本スタディは下記よりご覧ください
https://rolandberger.tokyo/rolandberger-asset/uploads/2022/05/Future-Outlook-for-the-Food-Industry_20220513.pdf


ローランド・ベルガーについて
Roland Bergerは、1967年に設立された、ドイツの伝統とヨーロッパを起源とする唯一のグローバルコンサルティング会社です。世界34カ国に2,400名の従業員を擁し、主要各国でコンサルティングサービスを提供しています。世界50カ所あるオフィスは、世界の主要なビジネスハブに位置しています。また、約250人のパートナーによる独立したパートナーシップ制により経営・運営されています。

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