スマートフォンによるトレーサビリティソリューション「SmartBarcode(R)」が2022年度グッドデザイン賞を受賞

2022/10/08  株式会社 LOZI 

サプライチェーンをつなぐ「モノのパスポート」としての設計思想が評価

株式会社LOZI(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:Martin Roberts、以下 LOZI)が、物流事業者やメーカーに向けて提供しているバーコードとスマートフォンを利用したサプライチェーンの可視化ソリューション「SmartBarcode(R)」で公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2022年度グッドデザイン賞」を受賞いたしました。




■「SmartBarcode(R)」とは
サプライチェーンが変革を求められている現代において、製造/流通業は消費者に安心を提供し、物流業はドライバーの稼働軽減のために異なる事業者間での共同配送を実現しようとしています。
SmartBarcode(R)は、すべてのバーコードをスマート化し、バーコードを「モノのパスポート」としてスマホからトレース可能にするソリューションとして2020年にサービスを開始しました。
生産、調達、製造から販売まで、製品にどのような原料が用いられ、どのようなプロセスで製造され、どこで最終製品化されたかなどを記録しながら、輸送経路や輸送品質などの物流情報を統合して、最終的にどれだけ製品が費消されたかなど、サプライチェーン全体を可視化することができます。
製造、流通、物流事業者などが、独自のサプライチェーンや物流網を自由にデザインして、異なる事業者ごとの役務に応じて必要な情報を記録できるスマホアプリをノーコードで構築できるSaaSプラットフォームと、多種多様なバーコードをスマホアプリで読み取り、トラッキングと情報入力を行いながら互いに情報を共有できるシンプルなソリューションです。

■デザイン思考による開発
SmartBarcode(R)のプラットフォーム開発は、物流から始まり、製造、調達、販売、生活者とのコミュニケーションまで、サプライチェーン上にある多角的な課題を解決するために完成形を持たないソリューションとして進化しています。
異なる業態の工場、倉庫、オフィスなどで多岐に渡る現場ニーズをヒアリングしながら、汎用性を高めるための機能開発を常時おこなっています。
ユーザがアプリを構築するための使い勝手の良いインターフェイスと、スマートフォンでのトレースによる業務の効率化を体感できるU Xの設計、そして目指す社会課題の解決そのものもデザイン思考を土台としています。

[ユースケース例]


■審査評
さまざまな異業種間で発行されたバーコードを、スマホで読み取る。
このシンプルな仕組みが、物流業界の無駄な作業をなくし、在庫管理の効率化、コスト、誤出荷防止など、全てを解決した。
バーコードは必ず発行されること、スマホは操作も簡単だし、導入コストも安いことをうまく利用し、ものが市場に出る時から、ユーザーの家に届くまでを、一括管理して、トレースすることにより、物流の利便性だけでなく、温度や湿度管理もでき、物流の質をもトレースできることから、CO2排出量まで減らすことができる。
シンプルなソリューションが、複雑で大きなシステムの問題を、極めて合理的に変え、商品製造元、物流、そしてユーザー全てにメリットをもたらす、極めてスマートなソリューション、デザインとして評価する。

【LOZIについて】
2018年11月設立。
「サプライチェーンをつなぐ製品パスポート」をコンセプトに、すべてのバーコードをトレース可能な状態にし、スマートフォンで読み取ることでサプライチェーンを構成している事業者、拠点、役務ごとにさまざまな情報をバーコードに記録できるSmartBarcode(R)を展開している。
WEBサイト:https://lozi.jp

【グッドデザイン賞について】
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
WEBサイト: https://www.g-mark.org/

【受賞ページ】
https://www.g-mark.org/award/describe/53995?token=CXbcnPg0kW

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