デスク作業効率化とスポット売上向上を両立!「スポットCM自動作案システム」2023年4月から本格的に運用開始

2023/01/10  株式会社 ユニゾンシステムズ 




株式会社ユニゾンシステムズ(本社:福岡県福岡市中央区、代表取締役:今村勉也 以下、「当社」)は、株式会社毎日放送(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役:虫明洋一 以下、「MBS様」)と共同で、放送局のCM枠に対してスポットCMを効率的かつ自動的に割り当てる「スポットCM自動作案システム」(以下、「本システム」)を開発しました。MBS様では2022年8月より試作機による検証を開始しており、2023年4月から本格的に運用を開始する予定です。本システムを利用することで、業務効率及び売上が飛躍的に向上することが期待されています。
スポットCM自動作案システムURL:https://www.unixon.co.jp/products/broadcast/sakuan


■スポットCM、作案とは
スポットCMとは、広告主の要望、商品特性、視聴率、個人視聴(年代別視聴)特性等に合わせて様々な番組中に配置するCMのことです。放送局では、一ヵ月に約2万本という大量のCM枠に対して広告主を割り当てる作業を行っており、この作業を作案と呼びます。

■本システム開発の背景
広告主やCM枠の状況が日々変動する中で効率のよい作案を行うためには、広告主の特性やCM枠の運用ノウハウを把握したスポットデスクが不可欠であり、どうしても担当者の作業負荷が高くなる傾向にあるという点が課題となっていました。

また、CM枠の空状況に対してあとどのくらいのスポットCMを割り当て可能かの判断が難しく、CM枠の販売状況を定量的に把握ができないという課題がありました。そのため、スポットCMの売上はスポットデスクの作業習熟度に依存しており、売上向上のための有効な施策が打ち出せない状況でした。

本システムを活用し、継続的に改良を加えることで、より効率のよい作案が可能となり、放送局として継続的かつ安定的な売上向上につながります。

■本システムの特徴
今回開発した本システムは、数百のスポットCM契約に対して短時間で作案プランを提示するシステムです。広告主ごとの契約条件を加味しつつ、バランスよくCM枠の割り当てを行う独自アルゴリズムが組み込まれています。※

またシステム連携により、作案プランをそのまま運用中のシステムに反映させることも可能です。本システムを活用することで、スポットデスクの作業負荷低減、効率的なCM枠運用(売上向上)、CM枠の残見通しの定量把握、作案ノウハウの属人化防止といったメリットを受容できます。

スポットデスクが把握している広告主の特性をシステム設定として反映する仕組みとなっており、将来的なビジネス変化にも柔軟に対応可能なシステムとして期待されています。
※特許出願中 特願2022-10710




■今後の展望
今後は、本システムにて蓄積したデータを分析し、広告主の要望に対してその傾向を学習することで、人がシステム設定を行う手間を省けるように、システムを設計していきたいと考えております。また、分析結果を放送局内で見える化することにより、より満足度の高いプランニングをスピーディに提示できるようなシステムにしていきたいと考えています。今後も、MBS様のご協力のもと、より使いやすいシステムとなるよう改善に取り組んでいきたいと思います。

■ユニゾンシステムズの会社概要
株式会社ユニゾンシステムズは、創業32周年を迎えるITベンダーです。これまで放送局に特化したシステムを開発してきましたが、ここ数年一般企業にも映像を取り扱う機会が増えてきたことから、放送局の映像管理ノウハウを活かした一般企業向けシステムを提供開始しました。映像は事実を映し出すものであり、映像を活用したビジネス分析は、今後も拡張していくと考えられます。当社はITによる映像の切り出し、加工技術を通して、映像の企業活用案を提案していきます。
https://www.unixon.co.jp

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